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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.15 アカグツ

2017.3.29

平たく潰れたような姿と、ちょっとマヌケで憎めない顔、ギコチナイ泳ぎ方、個人的に好きな深海魚ですね。毎回、搬入状態の良い個体が少ないのがとても残念。
本種は、アンコウ目なので食べる前から美味しいだろうと勝手に期待だけが高まり、調理にかかります。

このように、まな板の上にアカグツが乗っているの光景もあまり見ないでしょう。

背側は棘があり厄介ですが鱗が無く、お腹に包丁を入れて内臓を取り出すだけ。背側の棘で捌くのが面倒くさそうだったので、適当な大きさに切り、煮付けにします。

味が浸み込んだところで完成、実食。可食部位は少なく、腰辺りから尾鰭にかけて身がしっかり付いているだけですが、食べてみると程よく身も締まり美味です。調理がしにくく、身も少ないことから一般に出回ることは少ない種、というよりも出回らないですが、また食べても良いと思える魚種ですね。

著者プロフィール

三田 圭一 (さんだ・けいいち)

名古屋コミュニケーションアート専門学校 卒業後、竹島水族館 入社
入社年からグルメハンターとして試食開始。

担当:淡水生物、海水魚、深海生物、サンゴ、カブトガニ、クラゲ、の担当を経て、現在はアシカ(ショー含む)と両生類爬虫類、深海生物、ゲテモノ食をメイン担当。

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