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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.32 覚えてください!

2018.10.27

 オオグソクムシを展示しているとよくダイオウグソクムシと名前を間違われます。テレビや図鑑ではオオグソクムシよりもかなり露出が多いので若干仕方ないかと思う部分もあるのですが、最近ではあまり生き物に馴染みが無い方が多く来館されるようになり(生き物に馴染みが無い方が来館してくれるのは水族館としてこれほど喜ばしいことです!)、なかなかグッとくる間違われ方をするようになってきました。
 特に断トツで大人の方が多いのですが、「オオグソムシ」とか「オオグソクソムシ」の2つ。むしろこの二つ以外に間違われないくらいです。いやいやいや、紳士淑女の皆さまお待ちください。「オオグソクソムシ」なんて「クソ」って2回言ってますからね?そんなに連呼しなくてもよろしいのではないでしょうか。普通にお下品ですね。

 

 

 ところがこれが漢字表記だと子供は読めない場合がありますが、大人は間違えません。「大具足虫」だと意味も分かるし読みやすい。ところがカタカナだと大人の場合は頭の中で予測変換しているらしく、構成している文字と知っている単語で自動的に名前を作り上げているようです。だからしっかり名前を読んでくれる子供達では読み間違えはあっても勘違いで名前を読んだり覚えることはあまりないようです。水族館や図鑑の場合、カタカナ表記なのでそこがちょっと難しい。江ノ島水族館は漢字でも名前を書いてくれているんですけどね。

 

 

 なんにせよ、とりあえず名前を覚えてあげて下さいね。担当も喜びます。

著者プロフィール

戸館 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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