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Vol.30 夏休みの宿題

2018.8.28

 みなさん、お盆も終わり如何夏休みをお過ごしでしょうか。竹島水族館と言えば夏休みの宿題に追い込みをかける小学生や中学生が増えてまいりました。ちょっと前まで水族館に持ち込みでやってくる夏休みの宿題の定番と言えば、ズバリ「浜で拾った貝殻を調べる!!」という簡単そうに見えて実はかなりハードルの高いもので、飼育員が親御さんと必死になって図鑑を覗いたりして苦労しておりました。(子供は暇そうにしている)。
 が、今年はオオグソクムシを調べたいというなかなか見どころのある少年が多く、わりと張り切ってオオグソクムシについてお話をしています。実は子供向けの図鑑だけの話ではないのですが、オオグソクムシは名前と写真と簡単な生態は記載があるのですが、もう一歩踏み込んで調べようとすると途端に資料が少なくなります。僕も深海担当になった時は色々と苦労した記憶があります。水族館に来る子供達も「図書館で調べてみたけど詳しいことが分からない」と言っておりました。まぁ水族館に来ると、図鑑的な解説だけでなく、飼育していなければ分からないことまで飼育員が教えてくれるので、色々な気付きや発見があって良いのかもしれません。こういう子供たちが生き物に興味を持って活躍してくれたらそれはとても嬉しいことですしね。
ただ、必ずと言っていいほどオオグソクムシではなくダイオウグソクムシと言われるので、これから調べる生物の名前くらいはしっかり覚えてきて欲しいです(汗)。

写真は婚活中のオオグソクムシさん。

著者プロフィール

戸館 真人(とだて・まさと)

東海大学大学院水産学専攻博士課程前期 修了
学芸員
2010年 蒲郡市竹島水族館 勤務。
以降、海水魚、深海生物、カリフォルニアアシカなどの生物や広報、物販などの担当。
2015年 カピバラ、事務、経理も担当。

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