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Vol.10 エカルマ島

2016.9.29

 1995年から、文献に記載されている、かつてシジュウカラガンが繁殖していたエカルマ島の環境調査と同島での実験的放鳥を開始しました。
 4km×8kmの小さな火山島です。当然無人島です。砂浜の海岸はほとんどなく、大きな石と崖が海岸線を占めています。エカルマ島は、水場もあり植生が豊かで、ガンが餌として利用可能な植物が多く、また高茎植物が密生しており、ガンが営巣したり身を隠すのに好都合となっていることや、地形的にも穏やかな傾斜地が広く存在し営巣地として適していること、そしてトラップをかけたり、糞や足跡の調査の結果、キツネはいないし、天敵の存在する可能性が極めて低いことなど、シジュウカラガンの繁殖地として将来的にも十分利用可能であることが明らかとなりました。

第八回
   さようなら 「ダスビダーニャ」

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著者プロフィール

阿部敏計(あべ・としかず)

1956年山形県生まれ。
小さい時からネズミや鳥を捕まえては自宅で飼っていました。
そして、近くに小さな児童動物園があり、母親の実家が仙台で、夏休みといえば八木山動物公園に行っていました。
そんな、そんなで動物園で働きたいと思うようになりました。
東北大学の農学部畜産学科の修士課程修了です。
シジュウカラガンの飼育係などから、係長、課長になり、現在は副園長です。

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