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Vol.31 引っ越しシーズン到来

2020.3.20

 まだ寒さの残る2月の中旬。八木山動物公園の水禽池やガン生態園で暮らす水禽たちは引っ越しのシーズンを迎えています。というのも、この時期になると水禽たちは繁殖のパートナーを見つけ、ペアを形成しています。そこで飼育員からみて、相性がいいと思うペアを、他個体に邪魔されず、安心して繁殖ができるように、それぞれペアで飼育できる小部屋に引っ越しさせているのです。今回はそんなペアたちを紹介します。
 まず紹介するのはシジュウカラガンのペア。今年は2ペアをそれぞれ移動しています。新居へ移動した直後はそわそわと辺りを気にする素振りをみせていましたが、しばらくすると落ち着きを取り戻し、今ではリラックスして、ペアで寄り添っています。

 続いて、ハクガンのペア。このペアは昨年にも3羽の雛を育てており、今年も継続しての繁殖になります。昨年と同じ小部屋ということもあるのか、引っ越ししても特に大きな変化もなく、のんびりとした日常を送っています。

 こちらも昨年と同じペアで繁殖を迎えるアカツクシガモのペア。引っ越しをした翌日から、環境の変化に慣れているようで、水禽ペレットや青草をよく食べ、これからの繁殖にしっかりと備えている様子です。

 そしてサカツラガンのペア。こちらは昨年とは違い、新たなペアで繁殖を目指します。ペアの選択を模索していたころの水禽池には、オス1羽とメス4羽のサカツラガンがいましたが、唯一のオスとずっと行動を共にしていたメス個体を今回パートナーとし、引っ越しをしました。引っ越し後も喧嘩をすることなく、仲良く暮らしています。

 この他にも、ツクシガモやオシドリなどの水禽たちも同様に、繁殖にむけたペア形成と引っ越しを完了しています。今後は鳥たちの様子をみながら、タイミングを見計らって、巣箱や巣材を設置する予定です。今年の春は例年以上に賑やかになるかと思います。新たな顔ぶれが増えるのを願うばかりです。

著者プロフィール

右から
吉井 誠 1996年埼玉県生まれ。好きな動物はトラ。
今村弥生 1995年千葉県生まれ。好きな動物はカヤネズミ。
小川由貴 1989年島根県生まれ。好きな動物は猫と馬。

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