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Vol.22 繁殖シーズン

2018.9.22

 こんにちは。皆様初めまして。今年からこの『ガンガンいこうぜシジュウカラガン』を執筆します、今村と申します。鳥飼育歴1年目のヒヨっ子ですが、皆様に楽しい話を届けられるように頑張ります。
 まず、私が鳥を半年間担当して面白いなぁと思ったのは、繁殖シーズンとそれ以外の時期とのシジュウカラガンの様子の違いについてです。
 シジュウカラガンの繁殖シーズンは4月から夏にかけてです。シジュウカラガンは毎年同じ個体同士がペアを組むので、メスを巡って争うことはないのですが、安心して卵を産み、ヒナを育てられるよりよい場所を巡って、激しいバトルが繰り広げられます。当園のシジュウカラガンも小屋の中や木の下など雨を避けられる場所を得るため、激しく鳴いたり、相手を追い回したりして自分たちの巣の場所を確保し、近づくほかのペアを攻撃します。シジュウカラガンの攻撃は激しく、首を前に伸ばし低い姿勢になって激しく鳴いて威嚇し、時には突進して相手を追い回し、羽をむしります。繁殖シーズンは一年の中で最も騒がしい時期です。この時期は飼育員も攻撃を受けるため、掃除に入るのが大変です。
 繁殖のシーズンを終えると、縄張りもなくなり、すべての個体がまとまって移動したり、一列に並んで歩いたりと穏やかな様子が見られます。その光景を見たお客様が、激しい威嚇と攻撃ばかりが繰り広げられる殺伐とした繁殖シーズンの様子を見たら驚くでしょうね。

左の写真が、繁殖シーズンの様子です。縄張りをつくり、ペアごとに分かれています。
右の写真は、非繁殖シーズンの様子です。縄張りがなく、ペアもできていません。全羽がだいたい同じ場所にいます。
シーズンによって違う鳥たちの様子を見ていると、繁殖シーズンにシジュウカラガンが、ヒナを育てるためにいかに必死になっているのか、気づかされます。

著者プロフィール

左から
今村弥生 1995年千葉県生まれ。好きな動物はカヤネズミ。
木内明子 1992年東京都生まれ。好きな動物はホルスタイン。
小川由貴 1989年島根県生まれ。好きな動物は猫と馬。

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