日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.20 鳥たちの巣

2018.6.2

みなさま、こんにちは。はじめまして。今年度の「ガンガンいこうぜシジュウカラガン」は昨年度の執筆者である木内に加え、わたくし小川も担当することとなりました。鳥類飼育歴はまだ3年目ですが、どうぞよろしくお願いします。
さて、最近の八木山動物公園の鳥たちはというと、春になり繁殖期を迎えて大忙しのようです。今回はそんな鳥たちが抱卵、子育てをするための巣をご紹介します。

こちらはフクロウの巣と雛です。野生のフクロウは木の洞を巣にするので、当園では獣舎の壁に洞に見立てた巣箱が設置してあり、この中で卵を産みます。今年4月に孵化した2羽の雛は、1ヶ月ほど巣の中で親に餌をもらって成長し、5月には巣の外を散策するようになりました。この巣箱の中には木のチップが敷いてありましたが、それに加えて母親は自分のおなか周辺の羽毛を抜いて巣材に使っているようです。

こちらはシジュウカラガンやサカツラガンなどのガン類の巣です。野生のガン類は地面の草地などに枝や葉っぱを集めて巣を作ります。当園のガンたちは飼育員が巣材用に提供した乾草を自分で巣の形に整え、そこに自分の綿羽を加えて巣を作っています。すごく上手に巣を作り上げるので感心してしまいます。ガン類は両親で子育てをするので、巣の周りではオスが一生懸命に巣を守っているのも印象的です。

最後にこちらはコハクチョウの巣です。今年、当園では初めてコハクチョウの営巣が確認できました。残念ながら数日で巣から離れてしまい、写真の巣は少し崩れてきてしまった頃です。ガン類と似た巣ですがその大きさは1m近くもあり(比較対象:熊手)、ハクチョウの貫録が感じられました。

今回は紹介しきれませんが、冬の終わりから夏にかけては多くの鳥たちが繁殖期を迎えます。巣の場所はなかなか外からは見えませんが、それぞれが特徴的な巣を作り、懸命に頑張っている親鳥たちの姿を知っていただければと思います。

著者プロフィール

左から
今村弥生 1995年千葉県生まれ。好きな動物はカヤネズミ。
木内明子 1992年東京都生まれ。好きな動物はホルスタイン。
小川由貴 1989年島根県生まれ。好きな動物は猫と馬。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。