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Vol.14 ガンカモの雛たち

2017.7.18

はじめまして。
八木山動物公園の木内明子です。
昨年度まで当園の元副園長だった阿部がこの「ガンガン行こうぜ、シジュウカラガン」の記事を執筆していたのですが、今年度より私が担当させていただくことになりました。
シジュウカラガンを担当し始めてまだ4年目のひよっこですが、1年後には読んでくださった方にこの一見地味なシジュウカラガンという鳥の魅力が伝えられるよう頑張っていこうと思っています。よろしくお願いします。

八木山動物公園では、現在17種類のガンカモ類を飼育しています。ここ数年で何種類かのガンカモが繁殖に成功しました。ガンの仲間のヒナはおおよそ30日前後の抱卵を経て、孵化します。
成鳥の姿はみなさんご覧になる機会も多いと思いますので、今回はヒナたちの姿を紹介しようと思います。ヒナはどの種類も一見似たような姿をしていますが、並べて比べてみると違いがよくわかるのではないでしょうか。

↓ハクガン
英名がsnow gooseというように成鳥は真っ白な羽が印象的な種類です。
宮城県内にも越冬シーズンにまれに渡来します。黄色みが強く、例えるならクリームパンのような感じ。

↓マゼランガン
ガン類の中では珍しく、成鳥では雄と雌で羽毛と足の色が異なる種類です。現在、国内では当園のみで飼育されています。
孵化直後は同じような姿をしているので見た目からは性別がわかりませんが、この写真(25日齢)くらいから足の色が少し変化してきました。アイラインがはっきりしていて、きりっとした顔立ちがかっこいいヒナです。

↓ハワイガン
当園のガンの中では一番早く繁殖期をむかえるガンです。ハワイガンの繁殖期は仙台ではまだ雪が降ることがあるので、ヒナが歩き回れるように雪かきをしなければいけません。体色は茶色がかった灰色で頭に少し模様があります。

↓シジュウカラガン
黄色に薄い茶褐色の羽毛をしています。

↓インドガン
灰色がかった薄黄色で、足は少しオレンジがかっています。野生ではアジア中南部などの標高の高い地域で繁殖しているようです。

孵化までには親鳥の並々ならぬ苦労があります。実際の子育てについては、次回にお話ししようと思います。

著者プロフィール

木内明子 (きうち・あきこ)

1992年東京都生まれ。
大学では長野県でウシに囲まれながら過ごす。
2014年から仙台市八木山動物公園で働き始める。
のんびりした動物好き。

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