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Vol.6 こまりませんよ、小丸です

2013.10.4

ミナミゾウアザラシの丸子さんが亡くなってから、丸子が暮らしていたプールには二見シーパラダイスで生まれた若い子たち(動物たち)が暮らして賑やかにしています。
丸子さんの様に亡くなってしまう命もあれば新しく生まれてくる命もあり、二見シーパラダイスの動物たちの顔ぶれは変わってもみんなのほほ~んと生活していてます。

現在の丸子プール

丸子が居なくなっても、飼育スタッフと丸子との関係がそのまま現在も受け継がれて浸透しています。

丸子の影響を強く残した二見シーパラダイスの動物たちの中でも、スタッフたちにバッチリ見守られながら生まれたゴマフアザラシの赤ちゃんがいます。

ゴマフアザラシの出産を見守るスタッフ

その赤ちゃんは丸子が亡くなる前日に生まれ、また丸子の様に目が大きくどっしりと落ち着いた雰囲気を醸し出していたので小さい丸子という意味で小丸(コマル)という名前になりました。

ゴマフアザラシの小丸ちゃん

今回は丸子を受け継いだそんな小丸ちゃんをご紹介します。

小丸はエリくんとワインちゃんの間に生まれた二見シーパラダイス生まれのゴマフアザラシで、お母さんのワインちゃんの両親はシャーくんとヤマダちゃんという丸子と同世代のゴマフアザラシです。
ワインちゃんの子供がその小丸ちゃんになります。

昔から物おじしない堂々とした小丸ちゃん

ちなみに小丸のお母さんのワインちゃんも二見シーパラダイス生まれなので丸子イズムを継承したゴマフアザラシさんになります。

ですので。スタッフたちが折り重なるように見守る中でも平気で赤ちゃんを出産し、

ワインちゃんも丸子と同じでスタッフの存在を気にしない

赤ちゃんの初授乳をスタッフが手伝っても気にしません。
だってスタッフは便利屋さんでしょ・・・という丸子のスタンスが生きています。
丸子も夢海子(ゆみこ)を生んだ時はスタッフにだいぶ助けてもらってました。

初授乳を見守るスタッフ

スタッフは丸子にもたれて横になって観察を続け、丸子もスタッフにお乳を採乳してもらって夢海子にお乳をあげてもらってました。
そんな丸子世代のおじいちゃんおばあちゃんのゴマフアザラシたちも元気にしており、孫の小丸まで3世代のゴマフアザラシが暮らしています。

そして小丸ですが、みんなエサの魚をもらう為にガヤガヤと落ち着きなく待っていますが、小丸はそわそわせずにドーンと落ち着いた態度で待っています。

お行儀よくお魚をもらう小丸ちゃん

スタッフの間でも、生後5ヵ月にしてこの落ち着き! と大人のアザラシたちよりも格段に落ち着いている小丸が丸子と重なって仕方がありません。

目がとっても大きな小丸ちゃん

時々スタッフに抱えられて体重を測る小丸さんは落ち着きすぎて普段はあんまり目立たないですけど、大人のアザラシたちのエサが終わった頃にのんびり食べに来ますので、お時間のある方はアザラシたちの食事時間の最後まで待って小丸ちゃんを見てあげて下さい。

最後にお客様とのふれあいもしています

小丸ちゃんは丸子そっくりです。

著者プロフィール

田村龍太 (たむら・りゅうた)

1976年生まれ。大阪府出身。
1996年二見シーパラダイス(現 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)入社。
現在飼育全般の管理と若いスタッフへのくだまき係をしている。「自分を生かしてくれている世間様のために還元!」と自らを正当化して時々突発的な大きな買い物をする。

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