日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.40 2017年4月10日生まれのツメナシカワウソ赤ちゃん 続き

2017.6.27

前回にツメナシカワウソの赤ちゃん誕生と人工保育までの経緯を書きましたが、その後の様子はどうなったでしょうか?

スタッフルームで過ごす赤ちゃんたち

生後1か月では(前回の記事では)まだ目が開いていなかった赤ちゃんたち。
生後5週目ぐらいから目が開き始め、開き始めてから約1週間で完全に目が開きました。

体重は3.0㎏を超えました!

白っぽかった毛もしっかりとしたツメナシカワウソカラーとなり、見た目はずいぶんとカワウソらしくなっています。

2人とも目がおパッチリと開いています

更には自分の力で歩けるようにもなり、スタッフを追いかけてヨタヨタしながら歩いています。

フラフラとぎこちなく歩く赤ちゃん

そんな赤ちゃんたちは現在、生後2か月が過ぎたと言うことで離乳の練習をしています。
お母さんのズリちゃんが育てていても、生後2か月頃からお乳が止まり始め親たちが食べているものを口にし始めます。

アジを三枚おろしにしています

「離乳」とは言えいきなり丸っとは魚を食べてくれないので、スタッフがアジを三枚おろしにして皮を剥き、身だけになったアジを包丁で叩いて消化に優しいアジミンチを作ります。

皮を剥いで身だけにしてミンチにします

ですがせっかく手間暇をかけてアジミンチを用意しても食べてくれず、嫌がる赤ちゃんの口をブリっと開いてはミンチを放り込み半強制的に食べさせている状態です(^^;)

ブエっと吐き出して嫌々食べる?赤ちゃん

また、ミルクでお腹がいっぱいになってからアジミンチをあげても余計に食べないので、「嫌いなミンチを先にあげてから大好きなミルクをあげる」作戦を決行し、なんとか自発的に食べてもらえるように狙っても全然食べてくれません。

嫌いなアジミンチの後に大好きなミルクをあげています

幼少期最後の難関である「離乳」に向け、赤ちゃんたちよりもスタッフが頑張っている生後2か月過ぎのツメナシカワウソ人工保育です。

著者プロフィール

田村龍太 (たむら・りゅうた)

1976年生まれ。大阪府出身。
1996年二見シーパラダイス(現 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)入社。
現在飼育全般の管理と若いスタッフへのくだまき係をしている。「自分を生かしてくれている世間様のために還元!」と自らを正当化して時々突発的な大きな買い物をする。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。