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Vol.37 ペンギンたちは子育て奮闘中!!

2017.3.24

伊勢シーパラダイスでは現在、フンボルトペンギンとケープペンギンの2種類のペンギンたちが暮らしている「ペンギンの森」で8ペアの親ペンギンたちが子育て奮闘中です。

土の上でペンギンを飼育しているペンギンの森

ペアになったペンギンたちは足を器用に使い、自分たちのお気に入りの場所に20~50センチほどの深さの穴を掘ります。

後足で器用に土を蹴り上げて穴を掘ります

そして掘った穴に巣材を集めて卵を生みます。

掘った穴に巣材を集めてマイハウスを作ります

卵を生んだばかりのペアは父親と母親が交代で卵を温め、卵から雛が孵化したペアは父母交代で食事を与えたりして忙しそうにしているペンギンたちです。

卵を温めるフンボルトペンギン

無事に孵化した雛たちは親から食べ物をもらいますが、ペンギンたちは鳥の仲間ですから人間のようにお乳をあげることはできません。では親鳥たちは雛に何を与えているのでしょうか? 実は親鳥たちは、胃の中で消化した柔らかい魚を吐き戻して雛たちに与えます。

程度消化した魚を吐き戻して雛に与えています

ですから、親たちは自分たちの分と雛に与える分とを食べる為、通常の2倍程の魚をモリモリと食べています。
いつもの2倍もの量の魚を食べる親たちに餌をあげるスタッフは大変です。

魚に群がるお腹が空いたペンギンたち

飼育スタッフが餌の入ったバケツを持って行くと、ブワ~っと勢い良く集まって来るペンギンたち。そのペンギンたちを瞬時に個体識別し、それぞれにアジを何匹あげたかを数えていくのはペンギン担当スタッフにしかできないスゴ技です(笑)

ペアで仲良く自分たちの家を守ります

伊勢シーパラダイスでは現在、そんな子育て奮闘中の忙しいペンギンたちを見て頂ける絶好のチャンスです。あちらこちらでピーピーと鳴いて親に食事をおねだりする雛が居たり、親たちが大事そうに温めている卵があると思います。ペンギンたちの足元をじっくりと観察してみて下さい。人間にも通じる親子の様子を何かと見て頂くことができると思います。

著者プロフィール

田村龍太 (たむら・りゅうた)

1976年生まれ。大阪府出身。
1996年二見シーパラダイス(現 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)入社。
現在飼育全般の管理と若いスタッフへのくだまき係をしている。「自分を生かしてくれている世間様のために還元!」と自らを正当化して時々突発的な大きな買い物をする。

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