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Vol.50 生後1年半のツメナシカワウソたちの今

2018.9.27

2017年4月10日に伊勢シーパラダイスで生まれましたツメナシカワウソのきらりくんとひらりくん。生後1年半が経った現在の体重は14.0㎏にまで成長し、兄である3歳のゆるりくんとほぼ同じ体重になりました。

ツメナシカワウソ兄弟のきらりくんとひらりくん

立派なツメナシカワウソに成長したきらりくんとひらりくんは体は大きくても心はまだ子供らしく、彼ら2人を人工保育で育てたスタッフには小さい頃のままの感じで甘えます。

スタッフの取り合いをする兄弟

親スタッフが飼育舎に入ると体重14㎏でダッシュしてドーン!と飛びついてきます。14㎏が走って飛んでくるとなかなかの衝撃ですが、彼らは体重が5㎏ぐらいの小さい頃のままの気分で飛びついて来るので受け止めるスタッフは結構大変です(笑)

スタッフに甘えるきらりくんとひらりくん

そんな元気な2頭は小さい頃はほぼ同じ顔だったので見分けるのが非常に困難でした。

犬歯が見えないひらりくん

ところが大きく成長するにつれてきらりくんの下の犬歯がにょいっと出てくるようになり、2頭を見分けるのに大変便利になりました。「きらり」と言う名前の通りに「きらり」と犬歯が見えています。

下の犬歯が見えるきらりくん

このように生後1年半で大きく変化し成長した2頭をお客さんにアピールしようと、飼育舎にあの伊勢シーパラダイス発祥「カワウソ握手パイプ」を設置しました。

きらりとひらりの握手会

ツメナシカワウソたちの分厚い手のひらの肉球としっかりした手を触って頂いて、この2人を小さい頃から応援して頂いている皆さんや、新たにカワウソファンになって頂いた皆さんにその成長を確認してもらっています。

お散歩中のきらりくんとひらりくん

ツメナシカワウソは現在日本で7頭しか飼育されていないカワウソですし、お父さんのブブゼラくんとお母さんのズリちゃんとの間に生まれた最後の子供たちでもあるので、貴重な子供たちを残しれくれたことに感謝しつつ、出来るだけ多くの皆様に可愛がって頂けるよう、引き続き大切に育てていきたいと思います。

著者プロフィール

田村龍太 (たむら・りゅうた)

1976年生まれ。大阪府出身。
1996年二見シーパラダイス(現 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス)入社。
現在飼育全般の管理と若いスタッフへのくだまき係をしている。「自分を生かしてくれている世間様のために還元!」と自らを正当化して時々突発的な大きな買い物をする。

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