今年の4月に生まれて、生後1週間でお母さんを亡くしたゴマフアザラシの息吹(いぶき)ちゃん。スタッフによる人工保育で育ったにも関わらず、スタッフに触られるのを嫌がる息吹ちゃんは、スタッフが近づくと微妙に距離を置いてのけ反ります(笑)

スタッフから少し離れる息吹ちゃん
それでも、最近になってやっと触られてもあまり嫌がらないようになってきまして、このままお客さんにもちょろっと触ってもらえたら良いなと思っています。

最近気にしなくなってきました
日に日にスタッフとの距離が縮まって、そのうちスタッフなんか空気と同じような感じで一緒に居て当たり前になってくることでしょう。

お姉さんの風和(ふうわ)の後ろで魚をもらう息吹ちゃん
この様にスタッフと動物との距離が近いのは、息吹の母親のワインちゃんがスタッフに警戒心を持っていなかったからで、そのワインちゃんのそのまたお母さんのヤマダちゃんもスタッフに警戒心を持っていなくて・・・と、先祖代々「スタッフと近い環境が普通」という雰囲気でずっときているのでミナミゾウアザラシの丸子以来続いている二見シーパラダイスのふれあいが成り立っています。ローマは一日にして成らずとはよく言ったものです(笑)

少しずつふれあいもできる様になっています
スクスク育っている息吹ちゃんの只今の体重は36.0㎏。体長が短くて横に太いのでツチノコみたいな体つきをしていますけど、それでもまだもっと魚を食べたいみたいでガツガツ感たっぷりでおいしく魚を食べています。

上から見ると丸くてボンレスハムみたいな息吹ちゃん
こうして将来的に息吹の子どもたちもまた、二見カラーの中で育って平気でスタッフの足を踏むゴマフアザラシになっていきます(笑)

息吹ちゃんはスタッフの足をよく踏んでいます