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Vol.6 マナの成長/練習再開!

2012.9.8

係員付き添いのもと、展示プールデビューの練習を再開したマナ。
ヒトがそばにいるとやっぱり安心するようです。安心顔のマナとは対照的に、付き添う係員は寒くてたまりません。展示プールの気温は10℃。外は真夏だと言うのにここでは防寒着が欠かせません。

寒そうな係員

当然マナにそんなことは関係なく、だいたい決まった時間にお昼寝もするようになりました。そういうときはそっと離れて見守ります。

寝姿

すやすやと眠るマナを見ながら、大きくなったなぁ・・と改めて思いますが、体の大きさ以外に、最近、おとなに近づいてきたことを感じる変化がふたつあります。

ひとつはあまり鳴かなくなってきたこと。オスのリロは餌の時間の前には催促するように大きな声で鳴きますが、マリンの鳴き声を聞くことはほとんどありません。マナも数日前まではちょっとしたことでピーピーと大鳴きしていたのに、餌の時間の前でも、ヒトの姿が見えなくてもあまり鳴かなくなってきました。成長の証ですが、おしゃべりだったマナが急に無口になって、ちょっと寂しい気がします。

ふたつめの変化は餌の食べ方です。以前は噛みちぎるのが下手で、引っ張ってもちぎれないときは無理やり口に入れてむせることもありましたが、最近では小さめの餌でもちゃんと噛みちぎって食べるようになりました。

餌を食べる様子

大きなイカを渡すと、口元に近いところを前あしでしっかりと持って引っ張り、噛みちぎった残りの部分はお腹の上に乗せるようになりました。これぞまさにラッコの食事スタイル!人工哺育を始めた頃に比べて、本当にラッコらしくなってきました。

お腹にイカを乗せてる様子

さぁ、このまま展示プールで落ち着いて過ごせるようになったら、次の大きな課題はいよいよおとなラッコたちとの同居です。

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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