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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.77 オープンまであと少し!

2019.3.4

とうとう、2月が終わってしまいましたー。

あったかくなってきたね~

マリンワールドは12月から2月までの3か月間は営業時間が短くなります。
この「冬時間」はショーの回数も少なくなるため、どうぶつの訓練を行ったり、春にむけてのイベント準備などが行える貴重な時間です。
わたしも3月23日にオープンをする骨格展示ゾーン『ほねのおと ~HONE NOTE~』の準備でいっぱいいっぱいだったので、今年の冬時間は本当にあっという間に過ぎてしまったと感じています。

イルカの赤ちゃんも大きくなりました♪

こちらは、開館30周年に合わせたもので、クロミンククジラの全身骨格やマッコウクジラの頭骨を中心に海生哺乳類や大きなサメの顎、魚類の骨格など、エリアいっぱい骨だらけの展示を行います。

マッコウクジラの頭骨搬入!

展示する骨格は担当者が自分たちで組み上げていますが、その作業にまさに骨折ってます・・・。
実際に骨格を組むと、アシカやアザラシは陸上の哺乳類に近い骨も多いのですが、完全に水中で生活をするイルカたちは骨の形が全然違うのが分かります。
また、イルカ同士でも種類によって、同じ部位でも形が違ったりしておもしろいんです。

骨組み作業

わたしはもともと骨が好きなので、今こうして文章を書きながらもわくわくしています。
骨が好き、と言うと大体の方が「へぇ・・なんで?」と、不思議そうな顔をされます。
なぜかって?
一言でいうと、美しいからです。

でも、きっかけはとっても単純で、好きなバンドのトレードマークのデザインがスカルだったから。
それからスカルデザインのものに敏感になり、いろんなものを集めるうちに頭蓋骨の丸みや眼窩のくぼみなどの滑らかなラインに魅力を感じるようになりました。
また仕事柄、どうぶつの骨格に触れる機会もいくらかあり、その中で骨にはそれぞれの生きものが生きていくための大事な意味が隠れていることを知るとますます興味を持つようになりました。
一般的に「骨」=「怖い」「気持ち悪い」というイメージがあると思いますが、そうではなく、骨は脊椎動物が生きていく根っこを支える大事なものです。また、複雑だけど無駄がないその形は機能的でとても美しいものです。
外側からでも、その存在は確認できますが、そのものの姿は生きているうちは見ることが出来ないことも愛しく感じます。骨はその生きものが、こつこつと生きた証しなんです。
ね?こう聞くと、あなたも骨を好きになれそうでしょう?

んー?どうかなぁ・・

というわけで、今回は『ラッコ』というワードがひとつも出てこなくてごめんなさい。
次回からはまた、ラッコたちのこともお話しますのでお許しくださいね。

やくそくよー!

そして、同じくらい『ほねのおと ~HONE NOTE~』のオープンもどうぞお楽しみに!

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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