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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.59 夏の終わりに

2017.9.14

朝夕がずいぶんと涼しくなり、夏の終わりを感じます。皆さんは今年、どんな夏をお過ごしになりましたか?
マリンワールドは毎日、多くのお客さまにお越しいただきました。

アクアライブショー

ショースタンドはほぼ屋外なのでとても暑いのですが、毎回、座席をぎゅうぎゅうに詰めて、階段にもお座りいただかなければいけない状態で、ショーのときはものすごい熱気でした。わたしたち以上にお客さまの方が暑い思いをなさったのではないかと思います(>_<)

アシカショー

また、マナの人工哺育をしていたときに、井上こみち先生が書いてくださった『人の手で育てられたラッコ マナちゃん』を読んで、どうしてもマナに会いたかったと、島根県からお越しになったご家族がいらっしゃいました。ご両親に撮影をされながら、少し緊張した様子でインタビューをしてくれた女の子がとてもかわいく、そして、とても嬉しく思いました。他にも、夏休みの自由研究として、どうぶつのことや飼育員の仕事について質問をする子どもたちがたくさんいました。

ラッコの食事タイム

その中のひとりの女の子に「水族館で働きたいの?」と聞いたら、「はい!トレーナーになりたいんです!」という答えが返ってきました。
会社の若い後輩たちにも、どうして水族館で働きたかったのかを聞くと、「トレーナーになりたかった」とか「ショーをしたかった」という返事が返ってきます。

夜のイルカショー

なるほど・・・
最近はみんな、お客さまの前での自己表現や接し方がとても上手だと感じています。それは、『トレーナー』が憧れられる存在だという認識があるからなんですね。

夜のイルカショー

わたしは、水族館で初めて出会ったイルカの美しさに惹かれて、水族館で働けばずっとイルカの傍にいられると思っていたので、入社当時は自分がステージに立ったり、解説をするとは思ってもいませんでした。
若い頃はお客さまの前に出るのが恥ずかしくて、ショーが憂鬱でしたが、今ではお客さまの笑顔や歓声が大好物です٩(๑ˆ□ˆ๑)۶
いつも、どうすればお客さまに笑っていただけるかを考えながらショーや解説を行っています。

リロくんとわたし

ただ、ラッコの給餌中などにお客さまが手を振ってくださることがあるんですが、どうしても照れくさくて・・・。今までは会釈するしか出来ないことが多かったんですが、最近は若い子たちのまねをして、時々手を振りかえしています( •̀ᴗ•́ )/

リロくん

今年はわたしにとって、水族館歴20年目。
夏の終わりに、若い後輩たちとの世代の違いを改めて痛感しています。

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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