日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.87 続けるということ

2020.2.11

世間では、新型コロナウイルスのニュースが飛び交い、マリンワールドでも外国人のお客さまがすっかり少なくなりました。病気の感染も危惧されますが、当水族館も含め、各地の観光客の減少が与える影響も心配されます。

そんな中、1月25日にマナの誕生会を行いました。

8歳になったよー

毎年恒例のイベントですが、いつもどんな内容にしようか迷います。
それでも、毎年欠かさず紹介するのはマナの生い立ちについて。ですが、マナももう8歳なので、人工哺育で育ったことをご存じない方も中には多くいらっしゃいます。
そんなお客さまに対して言葉だけで紹介してもなかなか伝わらないので、今年はパネルシアターを使って紹介することにしました。
パネルシアターは、娘が通う保育園の行事からヒントをもらいました。本来はパネル布を貼ったボードを使って、行うものですが、今回はホワイトボードを使うことにしました。
事前に、飼育担当スタッフと一緒にセリフとパネルを貼るタイミングの練習をして迎えた本番。マナの名前の由来である、お父さん『ナダ』とお母さん『マリン』の名前を口に出したときにわたしの想いがこみあげてきました。泣き出してしまいそうになりましたが、それをぐっとこらえて最後まで何とか紹介することができました。

パネルシアター

そのあとは、お集まりのお客さまから直接マナへのお祝いのお言葉をいただいたり、質問を受けたりして、会場がとてもあたたかい雰囲気になったところで、誕生ケーキのプレゼントに。
これも氷をベースにラッコが食べるものを使うことという条件があるので、毎年どんなものにしようかかなり迷います。そこで今年はデニッシュパン風の四角いケーキを提案してみました。毎年同じスタッフが作ってくれているので、今年も絶対うまく作ってくれると思っていたんですが、出来上がったものを見てみると生クリームやアイスクリームのトッピングも完璧!

ケーキ

さすがです。
ケーキはいつも途中でリロが取ろうとするのもお約束。リロが苦手なサケを存分に使っているのでそこは計算済みなところもさすがです。

やった♡

こうして、マナの8歳の誕生会を無事に終えることができました。

営業部に異動してからも季節ごとのイベント時期には装飾をしたりしていますが、これは自分一人でやると趣味に近いものになりがちです。
どうぶつのイベントに関しては、自分が直接準備を進められることが少なくなってきました。このようなイベントは内容ももちろん大事ではありますが、イベント自体が、抜けることなくずっと続けることができる仕組みづくりにわたし自身が取り組めたらいいな、と思っています。

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。