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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.72 思い出のかたち

2018.10.10

朝晩の少しひんやりとした空気が心地いい季節になりました。
大好きな果物たちが店頭に並ぶようになり、わたしにとって心踊る季節です。四季がはっきりしている日本は、古くから食べ物の旬にとても敏感です。太陽の光を浴びて成熟した旬のものは、おいしいのはもちろん栄養価が高いのが特徴と言われます。
寒暖差が激しかったり、異常気象や台風の影響も気になりますが、旬を楽しんで過ごしたいものですね。

ペンギンたちも過ごしやすそうです

マリンワールドは夜のすいぞくかんが終わり、最近は遠足や修学旅行の子どもたちで賑わっています。

びしょぬれになる学生さん

海洋動物課から異動して1年。館内で過ごす時間が長くなったので、お客さまの声を聞く機会が以前よりとても多くなりました。

夜のイルカショーは大人気です

先日、インフォメーションに立っていると、こちらをじっと見つめる女性がいらっしゃいました。何かお困りかな?と、お声掛けしようとしたら、わたしよりも先にお客さまの方から「なんで?」と声を掛けられました。
いきなりだったため、きょとんとしていたら「え?アシカショーの人ですよね?」と。
お話を聞くと、お子さまが小さい頃によく遊びに来てくださっていたようで、昨年のリニューアルを知って久しぶりにお越しになったとのことでした。
そのあと、おじょうさんもインフォメーションにお見えになって「アシカショーがすごくおもしろくて、いつも楽しみにしてました。」と声を掛けてくださいました。

今月のインフォメーションにはクマノミ風のかぼちゃがいます

こちらはわたしの手作りです♪


また、別の日にはショップのレジで小学生の女の子に「土井さんですか?」と声を掛けられました。“小学生でわたしの名前を知っている”のは、井上こみちさんが書いてくださった『人の手で育てられたラッコ マナちゃん』を読んだ子が多いので、今回もそうかな?と思っていたらやっぱりそうでした。

ショップもハロウィンバージョンです!

「何回か来たけど、いつも違う人が餌をやってるから、もう辞めちゃったのかと思ってました!良かったー!やっと会えた!」と、本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれて、そのあと何度もショップにお話に来てくれました。
こういうことがあると、わたしがどうぶつたちと接していたことがお客さまの思い出に残っていることに幸せを感じます。

マナの気持ちや行動が不安定なときは写真を撮りに行くと、迷惑そうな顔をすることもありましたが、最近はすっかり『カメラのヒト』という存在に変わったようです。

また撮りに来とる!

目の前にいると、つい手を伸ばしてさわりたくなりますが、そうしなくてもわたしにとってやっぱり愛しい存在です。リロと仲良くお昼寝をする姿をする姿を見てもそうですが、写真を見ても大人っぽくなったことが分かります。

ほんとに仲良しです

横顔が大人っぽくなりました


わたしが以前、どうぶつたちと接していたことは自分の中で楽しかった思い出だけではなく、情報の発信や新しい商品の作成に生かせるとても大事なものに変わりました。 これからもどうぶつたちといろんなかたちで繋がっていたいな、と思っています。

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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