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Vol.76 7歳になりました!

2019.2.11

先月、わたしの周りではインフルエンザが大流行しましたが、皆さまは大丈夫でしたか?
寒さはまだ厳しいですが、このところ日が長くなったように思います。ペンギンの丘の芝生に新芽が芽吹いたり、近所で菜の花が咲いているのを見ると、春が近づいているのを感じます。

少しあったかくなってきたね~

さて、1月25日にマナの誕生会を行いました。
毎年この日前後はとても冷え込むのですが、今年はまぁまぁ穏やかな天気で朝からたくさんのお客さまにお越しいただきました。
また、フェイスブックやインスタグラムで告知したり、マスコミにもリリースしたのでテレビや新聞でも多く取り上げていただきました。

当日の様子

去年もそうでしたが、飼育担当の後輩が誕生会の内容が決まったときに伝えに来てくれることがとてもうれしいです。
わたしはもともと誕生日のお祝いをするのが好きで、友人や家族の誕生日には声をかけるようにしています。
ときどき、歳を重ねるともうめでたくないと言われることもありますが、その方が生まれた日ですから、本人にとってもわたしにとっても大事な日だと思うんですよね。
それはどうぶつの誕生日もおなじで、毎年変わらず「おめでとう」と声をかけられることを本当にうれしく思います。

なつかしい匂いがする?

当日はいつもの食事タイムと同じように得意技を少し披露してから、手作りのバースデーケーキのプレゼント。
このケーキは毎年恒例で、担当者はどんなケーキにしようか悩んでいましたが、今年はアップルパイふうに仕上げてありましたよ。

今年のケーキ

わたしはケーキをプール内に持ち込む係を頼まれていたので、ドアの外で待機していたんですが、たくさんのテレビカメラや周りのそわそわした雰囲気を敏感に感じていたのか、マナも少し落ち着かない様子だったようです。
ケーキを持ち込んだときは「え?なに?」と言わんばかりのきょとんとした表情で、受け取ってはくれましたがそのあとはいつもの流れでリロの手に渡ってしまいました。

ケーキをくんくん

リロがいただき!


今年は誕生日2週間前からマナの写真展を開催して、その写真は当日抽選でプレゼント。
それから、お集まりの方、全員にポストカードをお配りして今年も無事に誕生会が終了しました。

誕生会後に新聞社の取材を受けましたが、以前は聞かれる内容のほとんどが人工哺育のことでした。
ところが最近は、国内のラッコ飼育減少の影響もあり、繁殖についての質問がとても多くなりました。

子は授かりもの。2頭は仲が良くて、交尾も頻繁に確認しているんだからあとは妊娠するのを待つだけ。
・・・そうではないのかもしれない。近ごろはそう思うようになりました。

とても仲良し

今後はラッコたちに任せて自然な妊娠を望むだけではなく、その可能性を最大限に引き出すための作戦にわたしなりに参加したいと考えています。

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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