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Vol.78 リロの誕生会を行いました!

2019.4.19

先日、川沿いでつくしを見つけました。

つくし♪

菜の花の黄色とモンシロチョウ。青空に映える薄ピンク色の桜の花。
今年もわたしの好きな景色が広がる季節がやって来ました。

春はうきうきします

毎年、4月にはリロの誕生日の報告をするのが定番です。
今年ももちろんお祝いしましたよ。
わたしは残念ながら予定があったため参加できませんでしたが、事前告知したこともあり、たくさんのお客さまがお集まりくださったようです。

当日の様子

今年は、リロがアドベンチャーワールドにいた頃のエピソードをお客さまにご紹介したい!ということで、当時の飼育担当者の方に事前にメールや電話でお話を伺ったそうです。
お話によると、リロは好奇心が旺盛な性格で、飼育プール内に鳥が入ってしまうというハプニングがあったときも、他のラッコは怖がって慌てる中、リロは鳥に興味を持っていたそうです。
好き嫌いもなく、手のかからない個体だったそうで、それはわたしもうなずけます。

その後は三角コーンをプレゼント。・・・しましたが、リロよりマナの方が大興奮!
「あぶないけん、ちかよったらいかん!」と、リロをしっかりつかんで離さなかったようです。

行ったらいかん!

リロ自身も警戒したようで、氷を近くに置いてみたもののコーンには触らず、氷だけをとるというちょっと寂しい結果に。

三角コーンはスルー(涙)

イベントとしてはおもちゃを喜んで離さない様子が見られた方が盛り上がったんでしょうけど、リロがマリンワールドに来て7年、小さいころよりもずっと慎重派になったんだなぁと、リロ自身の変化を感じることが出来て何だかちょっと新鮮な気がしました。

さて、誕生会などを行うと、国内でのラッコの飼育数減少についてマスコミに取り上げられることがあります。
それは、国内での単体飼育や高齢化が確実に進み、リロとマナに繁殖の期待が寄せられるからでしょう。

とても仲良し

さて、最近はエサの時間を利用して、健康管理を目的とした訓練を始めたようです。
今までもしていなかったわけではありませんが、担当者全員で本格的に取り組み始めたという感じですね。
まずは、上陸させてから体をさわるボディタッチ。
こちらは2頭ともスムーズに進んでいるようですよ。

ボディタッチ

それから、体温測定。これは肛門にセンサーを入れて計ります。

体温計

センサーを入れるところ

少しずつですが、目的をもって継続的にみんなで取り組んでいきたいものです。

さぁ、もうすぐGWがやって来ます!
10連休という方も多くいらっしゃるでしょう。
マリンワールドも期間中は夜のすいぞくかんを行います。
どんな過ごし方をされるかはそれぞれでしょうが、どうぞ事故がないよう楽しくお過ごしくださいね。

たのしんでね~

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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