日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.69 季節を感じて

2018.7.8

水の張られた田んぼに若苗がきれいに並ぶ光景をよく目にするようになりました。日本の美しい風景ですよね。
わたしたち日本人は暑い寒いという皮膚感覚にとどまらず、花鳥風月を愛でるなど、季節の風情を大切に暮らしています。

美しい風景ですね

小さなころから日本で暮らしていると、四季があることが当たり前だと感じてしまいがちですが、世界には日本のように等間隔で四季が来る国はほとんどありません。四季を繊細に感じられる感覚は日本人の心の表れとも言われています。
今年ももう半分が過ぎ、時の流れの速さに少々焦りを感じますが、それぞれの季節から感じられる風情や趣などを大切に暮らしてきたいですね。

アマガエルを見つけました

さて、この時季の行事といえば一番に思い浮かぶのはやっぱり『七夕』ですよね。
7月7日の夜、待ちに待った再会を果たす織り姫とひこ星のように、願いが叶うよう思いを込めて短冊を笹や竹の葉に飾ります。
笹や竹は冬でも緑を保ち、まっすぐに育つ生命力にあふれているため、昔から不思議な力がある神聖な植物と言われています。
皆さんはどんな願い事を書きましたか?

願い事かいた?

ラッコたちの七夕イベントも毎年の恒例行事となっています。
「何作ろうかな~」と迷う後輩に「こんなのどぉ?」と提案しながら、こういう楽しいイベントをずっと続けていけたらいいな、とただ素直に思いました。
「がんばったでしょ!」と見せてくれたのはイカで天の川を表現したデザインと、

マナちゃん用

ホタテを使って、織り姫とひこ星を表現したもの。

リロくん用

マナは最近少し不安定なようで、氷を持ちこむと「キャッキャーッ!」と大騒ぎ!
リロにぴたっとくっついて氷には目もくれませんでした(涙)

リロは受け取ってくれました

その後もリロから離れることなく、マナに渡すはずだった氷は、陸場にぽつんと悲しく置かれた状態に。

ぽつん・・・

イベント的にはちょっと寂しい反応ですが、2頭が仲良しなのはとてもいいことです。
そう前向きに捉えて、これから訪れる暑い夏を元気に迎えましょ!

2頭ぴたっと

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。