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Vol.33 ♪HAPPY BIRTHDAY MARINE♪

2015.1.4

12月9日、マリンが15歳の誕生日を迎えました。当日はバースデーカードを持って、遠くから来てくださったお客さまもいらっしゃって、お集まりの皆さまにとても温かくお祝いしていただきました。
食事タイムではいつもより少し多く用意した、大きなスルメイカを満足そうに食べてくれました。

大きなイカ

大きなイカ

ラッコの寿命は約20歳と言われています。ヒトの寿命が約80歳だとすると、15歳は約60歳!という計算になります。
ヒトが歳をとると白髪が増えるように、ラッコたちも毛皮が段々白くなっていきます。マリンも、ほぼ全身真っ白になってきました。
わたしはこの、ふわふわに手入れされた真っ白い毛皮がとってもキレイで大好きです。歳を重ねるごとに美しくなるなんて、羨ましいですね。

と、言うことで今回はマリンの誕生日特集でいきます!

誕生時

誕生時

1999年12月9日、朝の6:30に誕生を確認。
お母さんチサは8回目の出産だったので、その子育てにもベテランの余裕がありました。

次はわたしの一番のお気に入り♪
こうして公の場に出すのは初めてかもしれない、レアショット

母仔3頭

母仔3頭

チサのお腹に抱かれるのがマリン、背中にくっついてるのが1歳年上の兄『ナダ』です。
マリンが生まれた頃は、この3頭の他にお父さん『カイ』、おばあちゃん『サキ』、オープンからの先住ラッコ『アスカ』の計6頭が一緒に生活していて、とても賑やかでした。また、あんな光景を見たいものですね。
流産、死産を経験して、初めて出産したのは5歳のとき。

2005年出産時

2005年出産時

マリンがお母さんになる・・・
それは、生まれたときからそばで見てきたわたしにとって、すごく感動的なことでした。赤ちゃんを抱く凛とした顔はチサにそっくりで、正に『母の顔』でした。
その後も何度かお母さんになりましたが、赤ちゃんたちはあまり長く生きられず、5回目の出産がマナでした。今度こそマリンの赤ちゃんを守ると決めて行った人工哺育が何とかうまくいき、2頭でじゃれ合う姿を見ていると、マリンが小さい頃、お昼寝中のおばあちゃんにイタズラしてたことを懐かしく思い出します。

ガラスをこする遊びが大好き。

ゴシゴシ

ゴシゴシ

お昼寝が大好き。

プカプカ

プカプカ

氷が大好き。

ひとり占めすると!

ひとり占めすると!

ホントはおもちゃも大好き。

おもちゃ

おもちゃ

臭いに敏感で

クンクン

クンクン

少しワガママ。だいぶ気分屋。いつもポケットから出てくる土井さんのカメラがホントは迷惑。(笑)

また撮りよると?!

また撮りよると?!

ラッコの飼育数が減り続ける中、1頭でも多くの命が生まれ、育つことを願い、その努力をしなきゃいけませんがそれはなかなか難しいことです。それと同時に、1頭でも多くの老齢個体が1日でも長く生きられますように願い、その健康管理をすることもとても大事だと感じています。

来月はマナちゃんの誕生日。
七五三の時みたいに、マリンちゃん大活躍!な、お誕生会にならないように、マナちゃんとは今から念入りに打ち合わせしておきます(笑)

でも、またマナちゃんが暴れたら、その時はフォローお願いね、マリンちゃん♥

マリンちゃんよろしくね♪

マリンちゃんよろしくね♪

著者プロフィール

土井 翠(土井 みどり)

佐賀県出身。1997年4月 マリンワールド海の中道に入社。
同年7月に展示部海洋動物課に配属後、アシカ・アザラシ・ラッコの飼育業務やショー運営を行い、現在に至る。
動物たちは我が子のようでもあり、友達でもあり、一緒に仕事をする大事な仲間。

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