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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.11 かぞく その1

2016.8.16

みなさんこんにちは!
この夏、山口県の天気は晴れ、晴れ、晴れ、、、、もうかれこれ1か月も晴れが続き、エンドレスな猛暑にへとへとです。
動物たちもややバテ気味で、わたしたち飼育員は暑さ対策に追われる日々。
みなさんも熱中症には十分気を付けて動物園にいらしてくださいね!

日に日に厳しくなる暑さのなか、当園のハヌマンラングールは、わたしたちがずーっと目指している群れ飼育に向けて大きな一歩を踏み出しました!

人工哺育のこどもたちがおとなたちとの同居をはじめたんです!
今は雌ばかりのときわハヌマンですが、群れをつくるべく順調に進んでいます。
今回から数回にわたって、はじめての同居訓練当日と現在の様子についてお伝えしたいと思います。

タラが リンダ、ソフィーとの同居訓練をしている様子は以前のコラムでお伝えしましたが、今回挑戦したのは、先日7月7日に1才の誕生日をむかえたばかりのサトも一緒に、ときわ動物園のハヌマンラングール4頭すべてでの同居です。

タラがはじめて同居訓練を行ったのは1才7ヶ月、とっくに離乳していたころでした。

1

でも、サトはちょうど満1才になった今年の七夕に決行!

少し急ぎ過ぎているかも?とも思いましたが、サトはこの1ヶ月前に離乳してからどんどん人との距離をとるようになり、おとなたちを気にしてじっと見つめるそぶりも激増していました。

一日でも早くおとなたちとの同居をはじめることが、サトの今後、そしておとなたちの生活にとっても大きなプラス要素になるため、こんなサトの様子を見て、万が一に備えつつ思い切って試してみることにしたのです。

そして、7月7日。お客様の少ない平日でした。
いつも通りおとなたちを放飼した展示場に、こどもたちを出します。
わたしは獣舎内、もう1人の飼育員は展示場の外から4頭の様子を観察しました。

ぱっと飛び出した姉のタラは、もう慣れたもので、草や倒木の間を軽々と走っていきます。

そして残されたサトの動きは、恐る恐るという言葉がぴったりでした。
サトがきょろきょろとまわりを見まわすと、リンダはキュルルルルと高い声で鳴き、ソフィーはサトに向かって走ってきました。

慌てて逃げるサト!
追うソフィー!
焦る飼育員!

とてもはらはらしましたが、サトの必死の逃げ切りでなんとかしのぐことができたので、もうしばらく様子を見ることに。

すると、またしばらくしてソフィーが再びサトを追いかけていきました。
草むらに姿が消え、声も聞こえてきません。
心配になってまわりこんでみると…

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つかまってる!?

3

ちがいます!だっこです!!!

サトの母親はリンダで、ソフィーはサトの叔母さんにあたる個体。
一体何が起きてるの!?

気になる真相は、また次回!

著者プロフィール

川出比香里(かわで・ひかり)

1991年生まれ 埼玉県出身
専門学校を卒業後、埼玉県こども動物自然公園でのアルバイトを経て、2012年にときわ動物園就職。偶蹄類が好きでサルは大の苦手だったが、担当になるとあっという間に夢中になり、今では3児(すべてサル)の母。

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