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Vol. 41 ジェフロイクモザル ~赤ちゃんが生まれました!~

2020.3.16

みなさんこんにちは!
新型コロナウイルスの影響が広がり、気分が落ち込みがちですが、いかがお過ごしでしょうか?
ときわ動物園は、感染拡大防止のため屋内の学習施設は臨時休館や屋内でのイベントの開催中止などの措置をとっていますが、動物園は開園しています(3月14日時点では、休園の予定はありません)。
また、3月14日~26日は、中学生以下のお客様は無料でご入園いただけます。
臨時休校で元気を持て余しているみなさん、ぜひときわ動物園に遊びにいらしてくださいね。

 

さて、今回はジェフロイクモザルのお話。
まずはうれしいニュースから!

今年1月13日に赤ちゃんが生まれました!
当園でのジェフロイクモザルの繁殖は今回が2度目。
お母さんのアカネは慣れたもので、時折赤ちゃんを支えながら安定の子育てを見せてくれています。
一方で、お父さんのハルと、2才になったお兄ちゃんのモミジは、赤ちゃんに興味津々で、なんだか落ち着かない様子。今まで以上に遊びが活発になっているようです。

 

さて、赤ちゃんの愛らしさに注目してしまいますが、この写真に写るお母さんが右腕としっぽで枝につかまっていることにお気付きでしょうか?
左腕は赤ちゃんを支えるために空けているようですね。

 

では、こちらは?

お父さんのハルの体を支えているのは、右腕、右足、そしてしっぽ。
  こんなふうに色々な場面でしっぽを使うのが、クモザルの最大の特徴なんです。
前回ご紹介したフサオマキザルも、しっぽが特徴的なサルでしたが、クモザルのしっぽにはさらにすごいヒミツがあります。

   

枝につかまる先端部分をよーく見てみると…

枝にしっかりとからませています。
さらに、内側の黒い部分には毛が生えていません。
これは「尾紋」と呼ばれ、私たちの指にある指紋のような細かいしわがあり、滑り止めの役割があるんです。
ちなみに、尾紋をもつ霊長類は、クモザル、ホエザル、ウーリーモンキーだけ。
しっぽでぶら下がることができるサルはごく一部なんです。
このしっぽと長い手足を存分に生かして移動したりぶら下がったりする様子が「蜘蛛」のように見えることが、クモザルという種名の由来になっています。

 

今年生まれの赤ちゃんは、まだしっぽではなく手足でお母さんにつかまっていますが、だんだんとしっぽを使う様子も見せてくれるようになるでしょう。

 

そして、3月14日~29日に園内でこの赤ちゃんの名前投票をおこなっています。
飼育員が考えた3つの候補の中からひとつを選んで投票していただき、最も得票数の多かった名前に決まります。
ご来園の際には、ぜひぴったりの名前を選んであげてくださいね。

 

次回は、パタスモンキーのお話です。

著者プロフィール

川出比香里(かわで・ひかり)

1991年生まれ 埼玉県出身
専門学校を卒業後、埼玉県こども動物自然公園でのアルバイトを経て、2012年にときわ動物園就職。偶蹄類が好きでサルは大の苦手だったが、担当になるとあっという間に夢中になり、今では3児(すべてサル)の母。

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