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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.13 かぞく その3

2016.10.13

みなさんこんにちは!
暑ーい夏が終わり、ぐっと涼しくなりました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、みなさんもお気を付けくださいね。

さて、今回は4頭のハヌマンラングールの同居訓練について。
まだまだ同居は続きますが、ひとまず最終回です!

無事に同居訓練初日を終え、順調すぎる経過にほっと一息。
でもまだまだ気は抜けません。
あまりにもうまくいったので、もしやビギナーズラック…?とどきどきしながら、2日目、3日目と慎重に進めていきました。

お母さんのリンダは、展示場にサトが出てくると気こそ高い声で鳴いて興奮した様子でしたが、しばらくすると落ち着きを取り戻します。

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初日にサトをだっこした叔母さんのソフィーは、やはりサトが気になるようで隙あらば追いかけていました。
サトが必死に逃げるので再びだっこする姿を見ることはありませんでしたが、小さなサトが気になって仕方がないようです。

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こどもたちがケガをしたりしないかな、大丈夫かな、という心配。
すこーし手荒でもいいからおとなたちとコミュニケーションをとって早く馴染んで!という期待。

そんなわたしたちのどきどきを知ってか知らずか、4頭は少しずつ距離を縮めていきました。

少しずつ同居の時間を増やしていき、はじめての同居訓練から1ヶ月経った8月には、夜間の寝室での同居も開始。
おとなたちのサトへの反応はだいぶおだやかになり、びくびくしていたサトもおとなの目を盗んで(?)エサを手に入れられるまでになりました。

3

どことなく表情も強気!たくましくなりました!

リンダやソフィーとの密接な関わりはまだ見られませんが、サトとタラの姉妹はたまにこんなふうにじゃれあったり毛づくろいをしあったりしています。

4

徐々に群れに、かぞくに、なりはじめているのかな?
まだまだ前途多難ではありますが、これからもどきどきしながら見守っていきます。

次回は、同居訓練にともなってちょっとした体調をくずした時のことについてお話します。
やはり季節の変わり目…? 今はすっかり回復していますのでご安心を!

著者プロフィール

川出比香里(かわで・ひかり)

1991年生まれ 埼玉県出身
専門学校を卒業後、埼玉県こども動物自然公園でのアルバイトを経て、2012年にときわ動物園就職。偶蹄類が好きでサルは大の苦手だったが、担当になるとあっという間に夢中になり、今では3児(すべてサル)の母。

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