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Vol.8 新たなショーを創る!~ザ・パロッツ アクティビティ編~

2013.4.27

おしゃべり以外では、「バンザイ!」などの動きを教える場合でも色々な方法があります。
バンザイの完成系は、両翼を広げてキープする行動です。

これを教える時、みなさんならどうやって教えますか?
大切なのは、少しずつ!教えていく。ということです。つまり、最初から完成系を求めない!という事です。(もし最初から要求した動作が出来たら天才です!いっぱい誉めてあげましょう。中にはこちらの要求を予測するのが上手いインコもいます。)
少しずつ段階に分けて教え組み立てていく、という事をトレーニング用語で言うと「シェーピング」といいます。トレーニングの手法の一つです。
教えたい動作を1とします。それを5分割、10分割…と何分割かに分けて、少しずつ近づけていきます。もし、二分割目まで出来るようになって三分割目がなかなか覚えない…ってときはその三分割0目をまた何分割かに分けて、徐々に完成させていくのです。

文章で見ると、難しく感じるかも知れませんね。バンザイの例を写真で見てみると…

第一段階の状態

据えている手を少し下げると、インコはバランスを取ろうとして羽を広げます。(第一段階)
バンザイ!と言いながらします。

第二段階の状態

広げることを覚えたら少しずつ開く幅を広げていきます。(第二段階)
この時、バンザイと言われたら手が下がる!と学習したインコは、手を下げなくてもバンザイと言えば羽を少し開くようになっています。
繰り返していると、声だけで開くようになります。翼を伸ばさない場合は、再度手を下げてみたり、羽を広げるであろう手段を考えて実行します。(第三段階)

完成!!バンザイのポーズ

完成形です。このあと、少しで長く開き続けたときに強化することで「バンザイをキープする」ことまで教えることが出来ます。(第四段階)

このアクティビティを覚えていれば、一枚の羽でも裏表で色が違うことや翼の形を実際の動物を見て勉強することもでき、ショーにはかかせないパフォーマンスといえます。

そのほかにも、ショーではタイハクオウムの輪くぐりフライトも行っています。
野生下で狭い木々の間を、巧みにくぐりぬけるように、この狭い花輪の中を飛びながらくぐり抜けることが出来るのか!?ぜひ会場でご覧ください。

タイハクオウムと矢島トレーナー。息のあったパフォーマンスを見せます♪

意外と苦手な人が多いインコやオウムたち。実は、その動物の事をよく知らなかったり、触れ合う機会がなかったり…という理由が多いんです。
実際に魅力を知ると、とっても可愛い素敵な動物ですよ♪

那須どうぶつ王国のショーは、どの動物もとってもいきいきしています。
遊ぶ、学ぶ、感動する。最高の空間で是非!那須どうぶつ王国をお楽しみ下さいね!!

ショー終了後の記念撮影!遊びに来てね♪

著者プロフィール

高井梢 (たかい・こずえ)

1984年12月8日 B型 
大阪コミュニケーションアート専門学校卒業
東京生まれ、大阪育ち
ショー解説では標準語 プライベートでは関西弁を操る
小さな頃から「動物園のお姉さんになる」のが夢で、現在はレッサーパンダ・カピバラ・インコ オウム類の飼育管理と、ネコとインコのショーの主任トレーナーとして日々奮闘中
「人と動物の懸け橋になる!」が永遠のテーマ

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