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Vol.49 これからも人と動物の懸け橋!!

2020.2.13

お久しぶりの方も、初めましての方も、皆さんこんにちは!
「那須どうぶつ王国」での仕事が昨年2019年6月一杯で終わり、7月からは姉妹園である「神戸どうぶつ王国」で新たなスタートを切りました、飼育係の国見知里です。
こちらで引き続きコラムを書くチャンスを頂いたので、今年からは、神戸どうぶつ王国の魅力を、そして変わらず動物たちの魅力を、楽しくお伝えしていけるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します。

まずは神戸どうぶつ王国のご紹介です。
神戸どうぶつ王国は、25.000㎡のエリアに年間を通して1.000種、10.000株のベコニアやフクシアなどの様々な花々が咲き誇り、110種600頭羽の動物たちが共存する全天候型の動植物園です。
「花と動物と人とのふれあい共生」をテーマとし、動物の身体能力や知能の高さを間近で感じることのできるショーやパフォーマンスを行い、楽しく学ぶことのできる「EDUTAINMENT」施設を目指しています。

秋のアウトサイド、コスモス畑の様子

さて、移動してきてから早いもので、半年が経ちました。
私は現在、昨年7月屋外にオープンした新施設“アクアバレー”というエリアと以前からある“カンガルーファーム”という2つのエリアを担当しています。
アクアバレーではミナミアメリカオットセイ、ゴマフアザラシ、ケープペンギンが暮らし、カンガルーファームではアカカンガルー、アクシスジカが生活をしています。夏には、アルダブラゾウガメ、ケヅメリクガメもカンガルーファームに出てきます。
アクアバレーの動物たちは那須にいる時からなじみのある動物種で、オットセイの“ルーア”と“セゥ”は那須から一緒に引っ越してきました。なじみがあるといっても、初めましての子と仲良くなるにはやはり時間が必要なもので、最近やっとアザラシ、ペンギンたちと仲良くなってきたかな・・・といった気がします。また、環境も変われば考えなければいけないことも変わるもので、今までの経験を生かしながらも日々教わることがたくさんあります。
例えば・・・神戸の夏は那須とは違い過ぎて、水質や水温気温といった今までさほど気にしていなかった部分にも細かな配慮が必要でした。那須にいた時も暑いときには動物たちが熱中症にならないように等配慮していましたが、いや~次元が違いました・・・(^_^;)
動物たちは喋れませんから、少しの変化を見逃さないように注意していました。
涼しくなって、何事もなく夏を乗り切ることができてよかったなぁとホッとしました。
そして、カンガルーファームの動物たちですが、有袋類(カンガルー)は今まで全く関わったことのない動物種でどんな生き物なのか知るところからスタートしています。
シカとカメたちもあまり深く関わってはこなかった動物種なので、カンガルー同様知ることから始めています。
まずは個体識別からですが・・・カンガルーの顔がどの子も一緒に見えて仕方なかったです(笑) よく「飼育係の人はみんな違いが分かっていてすごいね~私にはみんな一緒に見える!」なんてお客様から言われることがあります。まさにその状態!!
飼育係も毎日関わっていくうちに違いが見えてくるようになります。
今では、みんな顔が全然違うように見えるようにまでなりました!(笑)
少しずつファームの動物たちとも打ち解けてきたように感じます。
半年経ち、ようやく「人と動物の懸け橋」のスタート地点に立てたような気がします。
これから皆さんに、今より動物たちのことを知って好きになってもらえるようどんなことができるのかワクワクしています!!

私のセクション以外にも王国には面白い、可愛い、動物たちがたくさん暮らしています。
そんな動物たちの紹介や王国での取り組み等をどんどん書いていきますので、よろしくお願いします!

ケープペンギン

著者プロフィール

国見知里 (くにみ・ちさと)
1989年8月2日生まれ
出身校:大阪コミュニケーションアート専門学校 動物園・動物飼育専攻
神奈川県横浜市出身、中学は高知県、高校から専門は大阪で過ごす。
ショーやパフォーマンスを通じて沢山の人に動物の魅力を伝える!がモットー。
チャームポイントは笑顔!!

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