こんにちは。
那須どうぶつ王国の高井です。
私のチームで担当している動物が、今年はたくさん出産しました。
まず春にスバールバルライチョウ

ふ化直後

生後5日目
ふ化直後は、まだ体が濡れています。このあとゆっくり時間をかけてフワフワの乾いた状/態になります。ちなみに卵の大きさは、ウズラの卵とニワトリの卵の間程のサイズです。
その中にいる雛は、生まれた時15~20gの体重しかありません。
雛の成長は早く、生後30日で200g、生後60日で550gにもなりこの頃には、見た目の大きさは成鳥と変わりません。
続いて、夏にレッサーパンダ・カピバラ・マーラ

生後5日目

生後30日目

生後60日目

生後100日目
レッサーパンダは、2013年に続いて、那須どうぶつ王国では2度目の出産です。
2015年は、6/29に3頭の赤ちゃんが誕生しました。
名前は、那須にちなんだ名前を…ということで、公募の中から
朝日(那須山「朝日岳」より)
須々(那須の「須」をいれて)
陽那(那須の「那」をいれて)
という名前をつけました。
今は、新しくなった展示場で木に登ったり、走ったり、眠ったり、赤ちゃんらしい可愛い姿を楽しませてくれます。
カピバラとマーラもたくさん産まれました。
そして、夏の終わりにビントロングが二頭誕生しました。8/27生まれです。
王国では、ビントロングの繁殖は初めてです。

生後1日目

生後15日目

生後15日目(左♂右♀)

生後35日目
ビントロングは、尻尾の先まで筋肉質です。この尾は、子供のころから既に力強く飼育員が体を持ち上げると尾を絡ませてくることもあります。現在は、体重も1800gにまで成長しました。小さな体で木に登る姿は、本当に可愛らしいですよ。
ビントロングとレッサーパンダの赤ちゃんは、まさに「今が旬」なので、是非可愛い姿に会いに来て下さいね。
最後に
2012年の夏から書かせて頂いているこのコラムも、私が担当するのはこの回が最後になりました。
ご覧頂いたみなさま、関係者の皆様、ありがとうございました。
実際に来園した方以外へ、那須どうぶつ王国の魅力や動物の魅力を発信できたこと、とても感謝しています。
那須どうぶつ王国は、これからも 遊ぶ・学ぶ・守る・感動する 事の出来る「エデュテイメントパーク」です。ぜひ『忘れられない感動』を、那須どうぶつ王国で体験してくださいね。
動物、スタッフを代表しまして
『これからもよろしくね』
今までありがとうございました。