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Vol.13 ビバ!

2013.11.21

ビバ!とは、イタリア語では「万歳!」という意味があるそうです。タイトルがビバ!なのは、もちろんこの動物が紹介したいから…
ということで。今回は、寒さが厳しい季節でも元気いっぱいなアメリカビーバーをご紹介します。

那須どうぶつ王国にいるのは、アメリカビーバーは二頭。名前は、ひかりときずな。オスの兄弟です。

アメリカビーバーは、北アメリカの河川や湖などで生息しています。げっ歯目の中では、カピバラの次に大きな動物です。彼らは寒い冬でも、冷たい水に臆せず泳ぎます。
秘密は、二つ。
一つ目は、毛です。全身の茶色の毛の内側には、びっしりと白っぽい毛が生えていて皮膚に水がしみるのを防ぐ役割をしています。
二つ目は、脂肪です。皮下脂肪を多く蓄えられるので、冷たい水の中でも体温を保つ事が出来ます。

ちなみにカピバラも同じように半水生の生活を送っていますが、大きく違うのが、尾です。
カピバラに、尾はないですが…
ビーバーは、大きくて平らな尾があります。(毛がなく、皮膚がうろこ状になっています)

カピバラ子供 おしり

カピバラ子供 全体


アメリカビーバー おしり

アメリカビーバー 全体


この尾を泳ぐときに上下に動かすことで、船のオールの役割となり推進力がつき「すぅぃ~」っと上手に泳ぐ事が出来ます。(びっくりした時には、尾を水面にパンッと叩きつける事もあります。)泳ぐ時には、尾の他にも後ろ足の指の間の水かきも使います。

すぅぃ~ 

すすぅぃ~ 


そして、ビーバーのもうひとつ大きな特徴。それが、齧る!ことです。
彼らの大好物は、樹皮や木の枝、葉などです。丈夫で大きな歯を持つビーバーは、木の樹皮など簡単に齧り取って食べてしまいます。

かじり。かじり。かじり。かじり。

かじる理由には、他にも理由があります。ビーバーは、川の流れをせき止めダムをつくるというイメージがありますよね。ダムは、木の枝や泥などを集めてオスが作ります。そのダムには、水面下に入口が作られそれが彼らの巣になっています。入口が水中にあるため、天敵である陸上にいる肉食動物に襲われる心配がないのです。このビーバーのダム作りは、彼らが生きていくための本能的な行動とされています。
飼育下では、さすがにダム…とまでは行きませんが、自分でお気に入りの枝をせっせと集め寝床を作っています。
私的には、かじり写真の右上にも写っている「小さな手」が萌えポイントです。小さな手で一生懸命「よいしょ、よいしょ」と、枝を集めて握ったり、運ぶ姿はめちゃくちゃ可愛いです。

寒くてもいきいき活動しているビーバー。彼らのユニークな、特徴を間近で見て「ビバ!ビーバー!」と、言いたくなっちゃうぐらい、はまってみてはいかがでしょうか♪

著者プロフィール

高井梢 (たかい・こずえ)

1984年12月8日 B型 
大阪コミュニケーションアート専門学校卒業
東京生まれ、大阪育ち
ショー解説では標準語 プライベートでは関西弁を操る
小さな頃から「動物園のお姉さんになる」のが夢で、現在はレッサーパンダ・カピバラ・インコ オウム類の飼育管理と、ネコとインコのショーの主任トレーナーとして日々奮闘中
「人と動物の懸け橋になる!」が永遠のテーマ

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