日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.38 長い歴史に幕を閉じる?!

2017.9.7

こんにちは!なが~い夏休みが終わっちゃいましたね。
皆さんはどんな夏休みを過ごしたでしょうか??
私は体力の衰えにびっくりした夏休みで初めてマッサージをしに行きました・・・(笑)
最近の王国は夏休みを思うと少し静かで落ち着いています。
ゆったりと王国を楽しむことができるのでオススメです♪

さて今回は・・・ちょっと寂しいお知らせです。
長い間皆さんに応援して頂いていた、王国イベント館で行っている「THE DOG」、会場の改修工事の為9月18日で一旦終了になります・・・( ゚Д゚)
王国イベント館は改装後、湿地帯の動物たちが見られる施設に変わる予定です。
ドッグショーの復活は今の所決定していないので、しばしお別れということになります。
私が入社する前から行われていたドッグショー、入社した当初は、犬たちの方が大先輩で私のダメダメな指示でも動いてくれた犬たちにはかなり助けられていたんだなと思います。
そして、この8年の間にドッグショーの内容を変えてリニューアルをした年があったり、東日本大震災の時には一度ショーが無くなった時もありました。
ショーを引退して老齢で亡くなった子たちもいました。
今回はそんなドッグショーで活躍したワンちゃんたちを私の思い出とともに見返しますので興味のある方はお付き合いください(*^^*)
それでは早速みていきましょう!!

まずは「ボルゾイのソルティ」

ソルティはエレガントな走りと跳躍力が魅力。
ハイジャンプという高いジャンプを魅せる競技担当でエース犬。
最高で120㎝のハードルを跳んでいました!
今でもソルティが跳んだ時のお客様の「おぉ~」という歓声は記憶に残っているほど、かっこいいワンちゃんでした。
その頃新人の私は慣れるまでの間、高貴な雰囲気にビビりまっくてました・・・(笑)
ショーが始まる前に服を着せるのが新人の仕事だったのですが、初めてソルティに服を着せた時、手足の長さに苦戦して上手くできず「ウゥ~」と唸られたのを覚えています(;´∀`)

「ラブラドールレトリーバーの陸」
沢山の障害物をクリアしながら走るアジリティ競技担当の陸はシーソーのぶっ飛ばしが有名?でした。体の大きさと脚力、スピードでよくシーソーをぶっ飛ばして時には壊れちゃったことも・・・その都度、先輩がインパクトを持ってきて直していたのが印象的です(笑)

現在のショーでは、「ラブラドールレトリーバーの大地」がアジリティのエースを務めています。
ラブの中ではかなり小ぶりな男の子ですが、正確な身のこなしと、体の大きさからソルティ程の高さは跳べませんが80㎝のハイジャンプにもチャレンジしてくれています!

そして、王国ドッグショーの“ほっこりお笑い犬”なんてポジションもあります。
「フレンチブルドッグの福」

この子はもぅ天性のお笑い犬!!
本人は至って真面目にやっているのに、なぜか全部面白くなっちゃう・・・
障害物を跳び越えたいのに顔面から障害物にぶつかったり、転がったり、でもそんなことがあっても止まらず恐れず毎回障害物に立ち向かっていく福の姿に、会場皆が笑いを堪えながら応援していました。

ショーの合間に道具を私たちと一緒に片づけてくれたワンちゃんもいましたよ♪
「アラスカンマラミュートの殿、姫、バーニーズマウンテンドッグのエドガー」
元々ソリを牽いたり人間のお手伝いをする使役犬のこの2種類の犬たちは、ソリの上に荷物を乗せて引張ってお片付けを手伝ってくれていました(*^^*)

殿は王国のワンちゃんたちのリーダー的存在で、とってもかっこいいワンちゃんでした。
エドガーはドッグショーだけでなく、優しい性格からお散歩犬としても頑張っていました。
それから「ミニチュアシュナウザーのタケ、ナディア」
この2頭は私たちだけでは運ぶのが大変な大きな荷物を押すお手伝いをしてくれていました!Cuteなお尻と可愛らしい動きに魅了された人が沢山いたはずです♪
タケは新人の私でもすぐに付いてきてくれて一緒にお片付けをしてくれた先輩でした。
2本足で器用に立って短いシッポをプリプリさせながら荷物を押す姿は可愛かったなぁ~
ナディアは現在のショーでも活躍中のタケの後輩犬、すんご~く楽しくお片付けを手伝ってくれるんです。
ドッグショーのワンちゃんの中で一番「楽しい~!」という感情を出すのが上手なワンちゃんです(*’ω’*)

ドッグダンスという競技もありました!
「シェットランドシープドッグのウラン」

ウランは食いしんぼうでダンス中も何か良いものないかな~って床をクンクンすることもしばしば・・・
ドッグダンスはリズムに合わせながら犬に指示を出し犬と呼吸を合わせないといけないので初めてこのポジションに入れてもらったときはすんごく緊張しました。
でも上手くいったときの喜びったらないんですよね(*^^*)
ウランは出張イベントなどでも活躍してくれたワンちゃんでした。

そして王国のドッグショーと言えばディスクドッグ!!
ディスクを使って犬とコミュニケーションを取りながらお互いの絆を確かめ合うこの競技は見ている人に感動を与えられる素敵なスポーツです。
実習生の時ディスクドッグを見て感動し、こんな風に大好きな犬と楽しむことができて人に感動を与えられたらいいなぁ~と思いました。
「ボーダーコリーのパンサー」
ディスクとスタッフが大好きな女の子。
負けん気が強くて、仲の悪いワンちゃんも多くてちょっと大変な一面もありました(;´∀`)
一緒に働くのが大好きでショーを引退した後もショーに出して出して~と嬉しそうにシッポを振ってくれていました。
「ボーダーコリーのシャイン」
私の初めてのフリースタイルのパートナーです。
とっても忠実な性格で私がやり始めた時、先輩ともパートナーを組んでフリースタイルをやっていましたが私のこともちゃんとパートナーとして認めてくれた子です。
「ボーダーコリーのサニー」
シャインの兄弟で初めてディスクの流れを自分で決めてトレーニングをしたワンちゃん。
色々大変なこともあったけど、ついてきてくれてありがとうと感謝しているワンちゃんです。

私自身、まだまだこれからっ!というときにショーが終わってしまうので、悔しい気持ちと寂しい気持ちとありますが、ショーは終わっても王国にワンちゃんたちはいますし、 また違う形で皆さんに喜びや感動を与えられるよう動物たちと進んでいきます。
あと少しの王国ドッグショー「THE DOG」を精一杯楽しみ、少しでも多くのお客様に犬たちの魅力を伝えます!!

まだ少しありますがスタッフを代表して・・・
これまでドッグショーを応援してくださった皆さん
そして何より、一緒に頑張ってきてくれた犬たち
今まで本当にありがとうございました!!!!

著者プロフィール

国見知里 (くにみ・ちさと)
1989年8月2日生まれ
出身校:大阪コミュニケーションアート専門学校 動物園・動物飼育専攻
神奈川県横浜市出身、中学は高知県、高校から専門は大阪で過ごす。
ショーやパフォーマンスを通じて沢山の人に動物の魅力を伝える!がモットー。
チャームポイントは笑顔!!

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。