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Vol.12 ビントロングのダム様

2013.10.23

【小熊猫】とは、レッサーパンダのことです。
【大熊猫】といえば、ジャイアントパンダのことです。
それでは、【熊猫】とは何の動物でしょうか??

熊猫は、ビントロングのことです。ビントロングって何?これです。

どうぶつのくに.netのコラムでも、隅田小桐さんの『ビンビン感じて!ビントロング!』がありますが、今回は那須どうぶつ王国にいる熊猫=ビントロングのダムくん(通称:ダム様)を紹介します。
福岡市動物園からヨーデルの森を経由し、那須どうぶつ王国にやってきたダム様。
ビントロングの平均体重が10~15kgと言われていますが、ダムは19kgもあり体もとっても大きいです。
他の動物園でビントロングを見たことがあった私は、初めてダムと会った時「ん?ビントロングって・・・こんなにでかかったっけ・・・?汗」なんて思ったり。
なんせトレーニングして『肩に乗せてお客様の近くでパフォーマンスしたい!』という目標がありましたからね。151cmの私では、難しいんじゃぁないかと。

でも、そんな心配をよそにダム様はとってもいい子。
私の求めている事を理解するのが上手なようでトレーニングもスムーズに進みました。

初期トレーニングは、まず獣舎に入って餌を手から与えます。『当たり前?』『簡単?』と思うかもしれませんが、慣れていない動物にとっては自分のテリトリーに飼育員が入ってきた事に対してとても恐怖を感じることがあります。なので、餌を手から与える事も簡単そうに見えて大切なトレーニングの1つです。

高井:どーぞ。 ダム様:なんだこれ?

まだ緊張の面持ち。

手からスムーズに食べるようになったら、次は『吻タッチ』を教えます。
トレーナーの出した拳(またはターゲット)に鼻先(吻)をつける動作です。これが出来るようになると、吻タッチで移動させたい位置に誘導する事ができます。

今度は、座って肩に乗りやすい姿勢をつくり『アップ』のコマンド(号令)と共に吻タッチで肩に誘導します。
繰り返すうちにダムの頭の中では「アップと言われたら肩に誘導されるんだな」と学習するわけです。

ダム様が好むリンゴとバナナを使い、来てから3ヶ月…こんな感じで肩にスムーズに乗れるようになりました。

前から見た図。

後ろから見た図。

最近ではお客様の前に出ても、リラックスして触れ合わせてくれるようになり、最初の目標である「お客様の前でパフォーマンス出来る」段階に出来ました。

今後は、ビントロングならでは動きを見せるパフォーマンスをどんどん教えていきます。
頑張ろうね。いや、よろしくお願い致します。ダム様!!

著者プロフィール

高井梢 (たかい・こずえ)

1984年12月8日 B型 
大阪コミュニケーションアート専門学校卒業
東京生まれ、大阪育ち
ショー解説では標準語 プライベートでは関西弁を操る
小さな頃から「動物園のお姉さんになる」のが夢で、現在はレッサーパンダ・カピバラ・インコ オウム類の飼育管理と、ネコとインコのショーの主任トレーナーとして日々奮闘中
「人と動物の懸け橋になる!」が永遠のテーマ

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