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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.23 田植え

2014.5.30

市街地周辺では早ければ4月に田植えが行われたりもするが、里山周辺では5月からだったりするところもあり地域や稲の品種によりそれは様々なようです。しかし、その時期の違いに私は楽しませてもらっていたりするのです。一斉に田植えが行われるとつまらないではないですか。今の時代はとにかく均一・合理化という味気のない世の中ですが、自然界だけはそんな感覚にハマらないでほしいと思うものです。晴耕雨読の精神こそが自然の醍醐味なんだと我ながらよくわからないことを考えている今日この頃です。
 まあ、難しいことはいいとして、6月にも入るころになると田植えは終了して美しい水田の光景が広がって、日本っていいものだなと感じます。前回もお話ししたように最近は愛犬の散歩で毎日自宅周辺の田園地帯を歩きます。ほとんど毎日同じ場所を歩くのですが、同じ場所だからこそ毎日の変化を楽しめるのかもしれません。出会う草花や鳥や獣も日々変化しながら目に飛び込んできます。農耕という営みの日々の変化も楽しめます。
 普段はカメラは持たずに愛犬の散歩となるのですが、気まぐれにカメラを持ち出してみたらついカメラに夢中になり散歩どころではなくなってしまうのでした。

田んぼが一番美しいのが、やはり田植え後のこの時期だと思うのです

田園風景を眺めての散歩は楽しい。バックは来年3月開通の新幹線高架。

こんな田園風景に高架橋はいらないとも思ったがこれもまた現実でもある。
それよりも写真にするとある意味面白くなるからまあいいかとも思うわけです。

水田では結構サギの仲間を見かける。我々だけの命の源でもないことを思うとさらにその水田の重要性に気付かされます。

稲の苗の緑にシラサギの躍動感がまた美しい。

農家の朝は早く、日が昇るころには水田を見回ったり草刈り等で忙しくしているところをよく見かける。そんな苦労の甲斐あって日本の里山は守られているのです。

著者プロフィール

森勝彦(もり・かつひこ)

1963年石川県生まれ。立山の大自然とその地で生きる雷鳥に心を奪われライチョウ撮影がライフワークとなる。そののちブナ林にいのちを感じ雑誌に発表する。現在、里山こそいのちの原点であると多角的に撮影中。1997年 写真集「奇跡の鳥ライチョウ」(山と渓谷社・2010年 写真集「雷鳥―神々の使者」(TECS)出版。

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