日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.24 紫陽花の咲く頃

2014.7.3

梅雨の季節は連日の雨に見舞われて蒸し暑かったりする日が多くて嫌な思いをすることが多いかもしれません。実際にわたしも梅雨にはそんなイメージが強いですが、里山という思いで季節を見てみると梅雨の里山は、それはそれでいい季節のようにも思えてきます。最近は特に田んぼ周辺に関心を持って見つめているのですが、稲も少しずつ生長し、しっとりと雨に打たれるその田園風景か趣があっていいものです。それにこの時期でないと楽しめない紫陽花の花は梅雨のジメジメ感を吹き飛ばしてくれそうなインパクトを持って楽しませてくれます。もちろん楽しみは紫陽花だけではなく様々な動植物の出会いも楽しいものです。最近里山散歩で嬉しかった発見はカマキリの幼虫を見つけたことでした。体長が1センチにも満たないとても小さなカマキリを発見できた喜びと、その姿が大人と同じであったことがなぜかおかしかったのでした。

 それから田んぼではやはりサギは健在です。そんな何気ない里山の田園風景や動植物に接することができる日本の里山はいいものだなと実感できる梅雨のひと時でした。

この時期はなんといっても紫陽花の花。

小さな雫が大きく見えてしまうくらいに小さなカマキリの赤ちゃんを発見した。
いろんな虫たちが出揃ってくるそんな季節の始まりの頃でもある。

ある程度稲は成長してもまだ水田状態であるたオタマジャクシなどの餌となるいきものが田んぼには豊富であるために、サギの仲間は田んぼでは健在。

アザミの花の蜜を吸うモンシロチョウ
こんな何気ないことの発見が里山での楽しみになる。

景観に癒されて花に癒される里山散歩。こんな日本的な景観をこの先も失いたくないものです。

著者プロフィール

森勝彦(もり・かつひこ)

1963年石川県生まれ。立山の大自然とその地で生きる雷鳥に心を奪われライチョウ撮影がライフワークとなる。そののちブナ林にいのちを感じ雑誌に発表する。現在、里山こそいのちの原点であると多角的に撮影中。1997年 写真集「奇跡の鳥ライチョウ」(山と渓谷社・2010年 写真集「雷鳥―神々の使者」(TECS)出版。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。