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Vol.29 雪景色とニホンジカ

2014.12.30

私が普段住んでいて良かったなと感じる地域の特色は、冬になるとよく雪が降るということです。晴れていると雪景色はとても綺麗で季節感も出せるので、写真という意味では雪はとても好材料になります。だから雪の少ない太平洋側に住んでなくてよかったなあと思う。同じ動物を撮っても雪があるだけで撮影技量の無さを雪が助けてくれるって感じです。ただいいことばかりではなく、雪の中の生活は大変なことがほとんどなので、私のようなことを言う人はほとんどいないのでは。
 さて、今回はそんな里山山村の生活という話ではなく、雪の中のニホンジカの写真で雪の里山の気分を感じていただければ幸いと思っています。野生動物は自然の中でダイレクトに環境の影響を受けながら生活しています。いつも自己目線で考えてしまいがちですが、我々以上に雪の中で生活する動物たちは大変なはず。そんなことを思ったとき、動物の逞しさや辛さも少しはわかる気がします。雪景色は綺麗でいいとか、写真で好都合なんてまさに動物の前では言えないことかもしれません。でもそうこういいながら雪の中のニホンジカの写真を楽しく見ていただけるなら私としては幸せなわけです。写真とはわかりやすいものかもしれません。長々と書くよりも写真一枚でいいのかもしれないです。へたな文章書きながらそんなことを今感じている次第です。

角がたくましい雄ジカ。

角がたくましい雄ジカ。

角がない雌はやはり顔が優しい。

角がない雌はやはり顔が優しい。

雪山で晴れた朝はすがすがしく美しい。

雪山で晴れた朝はすがすがしく美しい。

こんなところでごろんと寝そべってみたくなるのも晴れていればこそ。

こんなところでごろんと寝そべってみたくなるのも晴れていればこそ。

雪山で生活しているんだと思うと動物たちの逞しさを実感する。

雪山で生活しているんだと思うと動物たちの逞しさを実感する。

雪原の雄ジカをみて何やらトナカイを連想してしまった。

雪原の雄ジカをみて何やらトナカイを連想してしまった。

著者プロフィール

森勝彦(もり・かつひこ)

1963年石川県生まれ。立山の大自然とその地で生きる雷鳥に心を奪われライチョウ撮影がライフワークとなる。そののちブナ林にいのちを感じ雑誌に発表する。現在、里山こそいのちの原点であると多角的に撮影中。1997年 写真集「奇跡の鳥ライチョウ」(山と渓谷社・2010年 写真集「雷鳥―神々の使者」(TECS)出版。

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