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Vol.31 グルメなイノシシ

2015.3.9

 イノシシが何を食べるか?案外考えたりしないものですが、我々人間の感覚で考えると「グルメで贅沢だな」と思える発見があったので紹介したいと思います。
 では、何を食べるのか?答えから言うと植物の根が好物のようで、そこらじゅう掘り起こしては植物の根を食べるようです。そのために農作物の芋関係も被害に会いやすいのです。それで特に好物なのは実はタケノコのようなのです。「やっぱりお前もか」と言いたくなるほどに自分もタケノコは好きなので気持ちもわからなくはない気もします。しかし、タケノコの旬にもまだまだ早いので彼らもまだまだ食べるのは先のことと思っていました。
 しかし、先日イノシシの生息エリア内の竹やぶにたまたま入った時でした。タケノコの川が散らかっているのを発見しました。最初は何のことやら理解できませんでしたが、そのタケノコの皮は真新しく、最近食い散らかしたかのような光景。そう、イノシシがこの春一番のタケノコを掘り出して食べた跡だったのです。その事実に驚くとともに「グルメだな~」思わず声に出してしまった次第でした。

2月末から3月、標高の低い里山では部分的にわずかに雪が残る感じである。

2月末から3月、標高の低い里山では部分的にわずかに雪が残る感じである。

そんな里山歩気をしているとよく穴を見つける。イノシシが堀あけた穴だ。

そんな里山歩気をしているとよく穴を見つける。イノシシが堀あけた穴だ。

何か木の根であろうか。イノシシの食べ残しであろうと思われる。

何か木の根であろうか。イノシシの食べ残しであろうと思われる。

なぜかタケノコの皮、左後ろには掘り起こした穴。

なぜかタケノコの皮、左後ろには掘り起こした穴。

ここは竹林。グルメなイノシシは我々より一足も二足も速くタケノコを掘り起こしてご馳走にしているのである。

ここは竹林。グルメなイノシシは我々より一足も二足も速くタケノコを掘り起こしてご馳走にしているのである。

著者プロフィール

森勝彦(もり・かつひこ)

1963年石川県生まれ。立山の大自然とその地で生きる雷鳥に心を奪われライチョウ撮影がライフワークとなる。そののちブナ林にいのちを感じ雑誌に発表する。現在、里山こそいのちの原点であると多角的に撮影中。1997年 写真集「奇跡の鳥ライチョウ」(山と渓谷社・2010年 写真集「雷鳥―神々の使者」(TECS)出版。

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