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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.1 里山

2012.1.27

いのちの息吹を感じる場所、などと言うとどのような場所を想像されるでしょうか。

“石川県津幡町の里山・この町には冬期多数のコハクチョウが飛来する

海外の野生動物に逢いに行くことも素晴らしい事ですし、ブナ林に囲まれた原生林もまた心安らぐいのちのスポットかもしれません。

コハクチョウは稲の根をついばんでは食べている。途中よくこのように羽ばたきを見せ躍動的。

しかし私は、自宅から一歩外に出ればそこは素晴らしいワンダーランドだと感じています。

全体では100数十羽の群れでも飛翔するときは小グループの群れで飛び立つことからグループの集合体が大きな群れとなっているようだ。

私は里山と呼ばれる環境で暮らしています。ここには人々の暮らしがあり、生き物たちの生活の場でもあるのです。微妙にかかわり合うことにより成り立つ共生共存のいのちの原点が里山。

一羽だけでコハクチョウの群れに入らないコブハクチョウ。本来日本にコブハクチョウが飛来した例は少ないが、池や公園などではコブハクチョウが飼われている。これが逃げ出したのか、写真の個体については不明。

最近においては里山崩壊、里山保全とさけばれていますが、難しいことはさておいて身近な自然に触れ合ってみませんか。里山ってどこ?と聞かれることもありますが、実は日本の国土の多くは里山地帯でもあるのです。それにちょっと気をとめれば身の回りにも昆虫たちが生活しています。身近な生き物や自然に興味を持つことにより里山に思い向けることが出来るでしょう。

峠の棚田。雪に覆われた光景にもいのちを感じる。

たまたまそういう意味でも住環境に恵まれていますので、最近では身近な自然にカメラを向けています。見逃しがちな生き物たちや里山の景観に目を向けると人々の暮らしも見えてきて里山めぐりが面白くなります。そんな視線で独自のカメラアイでとらえた里山ショットを発表させていただきます。

著者プロフィール

森勝彦(もり・かつひこ)

1963年石川県生まれ。立山の大自然とその地で生きる雷鳥に心を奪われライチョウ撮影がライフワークとなる。そののちブナ林にいのちを感じ雑誌に発表する。現在、里山こそいのちの原点であると多角的に撮影中。1997年 写真集「奇跡の鳥ライチョウ」(山と渓谷社・2010年 写真集「雷鳥―神々の使者」(TECS)出版。

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