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マレーに首ったけ Vol.29 「人気者あつマレー!天王寺動物園編」

2014.4.23

みなさん、お久しぶりです。高知ではもう桜も散ってしまいました...という導入を考えていたのですが、もう桜どころか初夏を感じる季節になってしまいました。
そんな感じの今回は、あの絶滅寸前企画である「人気者あつマレー!」シリーズが久々に復活します。PART7としてお届けするのは、大阪にある『天王寺動物園』編です。
前置きが長くなりましたが、さっそく行っていってみましょう。

いかにも重厚な感じのゲートが迎えてくれます。

なんと来年で100周年を迎える、とても歴史ある動物園です。

確か、日本で3番目に作られた施設だと記憶しています。100周年はきっと盛大にお祝いされることでしょう。どんなイベントがあるのか今から楽しみですね。

正面ゲートから広くない道路を挟んで、すぐのところに通天閣で有名な新世界があります。高知の人間にとって、ものすごい繁華街のど真ん中に動物園がある~という事実に超ビックリです。

ついでにもう一つ。今をときめく、あの「あべのハルカス」も近いようです。この日はまだオープン前でしたが、きっと今頃は余波を受けて動物園もすごいにぎわいになっていることでしょう。

ちょっと脇道にそれ過ぎました。早く園内へ行きましょう。

めずらしいクマの代表格とも言えるメガネグマの前を過ぎて、本当に奥まった、いわゆるドン詰まりがマレーグマ展示場となっています。

まずはレトロな解説板が目につくと思ったら、

マーズ&マーサペアです!お-、久しぶり~。そうです、ご存じのようにマーズはタオチイ(のいち)の2番目の子どもです。

2003年4月29日生まれのオス、「マーズ」です。天王寺動物園には2004年の5月にやって来ました。

そして、2008年6月26日東山動物園生まれのメス、「マーサ」です。この顔の感じ、完全な”名古屋系”ですね。一人暮らしが長くてさみいしい思いをしていたマーズの元へ2010年11月に現れた大事なパートナーです。

それ以降、仲良く暮らしている2頭ですが、実はこのペアには共通している大きな特徴があります。全国のマレーファンにはおなじみかもしれませんが、マレーシンボルである胸の模様が結構変わっているんです。

これがマーズです。このようにほぼ真ん中で2つに分かれています。のいち生まれの子たちは両親に似て、きれいではっきりとした線が特徴なんですが、どういうわけかこの子だけが切れ線なんです。

そして、これがマーサ。こっちはもっと変わっていてぽつんと穴が開いています。何だかエラーコインのような不思議な魅力のある仕上がりとなっています。

そして今回の最後を飾るのは、今後ひそかにシリーズ化を狙っている「飼育係さん、いらっしゃいマレー!」コーナー。記念すべき第1回目の登場は下村さんです。日頃から何とかマレーの魅力をお客さんに伝えたいという想いでいろいろとチャレンジしているマレー仲間の一人です。まさかLINEのホーム画像がホッキョクグマだったりすることは絶対にないと信じていますが..。マレーたちの好物を展示場のあちこちに隠して、それを探す様子のガイドなど、不定期ながら楽しい企画もやっているそうです。もちろん、ガイドの時以外でも下村さんを園内で見かけたら、何でも質問してみてください(本人には未確認ですが)。きっと関西のマレーマスターらしいドッカンドッカン来る楽しいお話が聞けることと思います

下村さんのおかげで毎日が楽しそう。よかったねー、マーズ。

それでは、また次回お会いしましょう。

著者プロフィール

本田祐介(ほんだ・ゆうすけ)

高知県立のいち動物公園 飼育課長補佐
学芸員

熊本県出身
1991年 宮崎大学大学院農学研究科修士課程 卒業
小学生の頃に何度も読んだ、少年ジャンプ連載「ぼくの動物園日記」(飯森広一・作)に多大な影響を受けてこの業界へ。
1991年 高知県立のいち動物公園の開園時より初代飼育スタッフとして勤務。
その後マレーグマ、オオアリクイ、アミメキリンなど様々な動物種を担当。
2010年~種保存委員会・マレーグマ種別調整者に。

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