日本全国の動物園と水族館をつなぐ情報誌、「どうぶつのくに」「どうぶつえんとすいぞくかん」公式Webサイト

どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.61 「令和元年会議」

2019.7.2

みなさーん、ほらすぐに戻って来たでしょう?今回は”お久しぶり”というワードは使いません。そして、ちょっとマジメなお話です。前回も少しお伝えしましたが、6月26日から2日間に渡り、ここのいち動物公園で「第1回マレーグマ会議(仮称)」が開催されました。そうです、記録的に遅い四国の梅雨入りが発表された土砂降りの日、全国のマレーグマ関係者が高知に集合したという訳です。会議の目的は、現在日本に23頭となってしまったマレーグマのこれからを本気で考え、支えていく方法を探すことです。今回は本当にガッチガチの公式会議ですので、残念ながらその内容を報告することはできないのですが、まさに三人寄ればの例えではないですが、これまで私ひとりではできなかったこと、知らなかったこと、気付かなかったことが次から次へと出席者から提案され、おそらく一番私が勉強させられた時間だったのではないでしょうか。なんだか勝手にマレーグマは業界人気が低いと思ってしまってたようで”実際はこんな熱かったんやー”とちょっとウルウル来そうになったし、なんでもっと早く会議を実現しなかったのかと、とっても後悔した次第です。
こんな感じで、梅雨入りどころか洪水警報が発令された豪雨の中、会議室にこもってみっちり議論を重ね、2日目の最後は

みんなでのいちのマレーグマ施設を見学しました。

正直、のいちの展示場は床面が全てモルタルだし、それほど広くないので自慢できるような内容ではありません。しかし、寝室、産室に関しては暗闇・静粛・2部屋・プライベート確保という繁殖に必要な要素を全て備えていると自負しているところです。はい、もちろん抜群の保育力を持つタオチイのおかげですが、なんせ6頭が無事に育っていますし。
さてさて最後になりましたが、今回どうしてもみなさんにお見せしたい物があります。

ジャーン、この会議開催記念バッジです!

ちなみに左が2009年のタオチイ&ハッピイ、右が2013年のハニイとなっています。全てのいちメンバーのためか、正直会議の出席者にはあまり評判が...(^^;) この立木を使う姿はもう今では見ることができないので自分ではけっこう気に入ってるんですけどねぇ。ということで今回はこの記念バッジを、なんとプレゼントしちゃいます!のいち動物公園内で私に「首ったけ見たよー」と言ってくれた方が対象です。限定品のため先着わずか3名様に限らせて頂きますが、さあのいちへ集マレー!
こんな感じで今回はマレーグマ会議開催の報告でした。次回も早めの更新を狙っていますので、またこの場でお会いしましょう!

著者プロフィール

本田祐介(ほんだ・ゆうすけ)

高知県立のいち動物公園 飼育課長補佐
学芸員

熊本県出身
1991年 宮崎大学大学院農学研究科修士課程 卒業
小学生の頃に何度も読んだ、少年ジャンプ連載「ぼくの動物園日記」(飯森広一・作)に多大な影響を受けてこの業界へ。
1991年 高知県立のいち動物公園の開園時より初代飼育スタッフとして勤務。
その後マレーグマ、オオアリクイ、アミメキリンなど様々な動物種を担当。
2010年~種保存委員会・マレーグマ種別調整者に。

カテゴリー

カテゴリー一覧

このカテゴリーの他の記事

ページTOPへ

Copyrights © 2010 Doubutu-no-kuni All Rights Reserved.
誌面、Webにおけるあらゆるコンテンツの無断複写・転載を禁じます。