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Vol.47「近況報告いろいろ」

2016.12.17

 すぐ!なんて言いつつもう12月になってしまいましたが、前回お知らせのとおり今回はのいちの近況報告をさせていただきます。
 あえて大々的には言ってませんでしたが、夏に確認された交尾を重視してタオチイは9月11日から大事をとって産休に入っていました。しかし、残念ながら今回は違ったようで10月29日より展示を再開しています。もちろんワンピイとの相性は間隔が空いてもバッチリで、毎日仲良くベテラン夫婦オーラを振りまいています。

最初はちょっと遠慮していたけど...

最初はちょっと遠慮していたけど...

 実は今年の9月に、もう寿命が近いと思っていた世代のミーアキャットがなんと12年ぶりに出産し、今も無事に育っています。このことで改めて動物のすごさ、面白さを感じさせられ、まだまだいろんな可能性を秘めている彼らに大きく期待を膨らませることとなった出来事でした。

さらに原産地ライバルのビントロングも初めての繁殖に成功!

さらに原産地ライバルのビントロングも初めての繁殖に成功!

たのむよワンピイ、負けるな!

たのむよワンピイ、負けるな!

 さてさて、これからのいちも本格的な冬に向かいますが、幸い暖房完備の屋内施設暮らしなので、寒さの面では大丈夫でしょう。やはり気になるのは年齢から来る運動能力の低下なので、前々から考えていたバリアフリー化をいよいよ進めなくてはなりません。当面は出来映えよりもスピード重視でしょうかねぇ。

 最後になりましたがつい先日

熊本のフジと久しぶりに会う機会がありました。

熊本のフジと久しぶりに会う機会がありました。

 ご存じのように熊本地震により園自体は大きな被害を受けていますし、人気者のフジのことですから心配されていた方も多かったことでしょう。でも安心してください、フジはとっても元気でしたよ!

放飼場には遊具がたくさんありました。

放飼場には遊具がたくさんありました。

近い、近いって!

近い、近いって!

 本当に熊本市動植物園の1日でも早い復活を願うと共に、フジの相手も早く見つけねば、と強く心に誓った次第です。

 ということで、今年も一年間おつき合いいただきありがとうございました。人も動物もインフルエンザやノロに負けないようにがんばりましょう!それではみなさん、良いお年を!あ、その前にマレークリスマス!

著者プロフィール

本田祐介(ほんだ・ゆうすけ)

高知県立のいち動物公園 飼育課長補佐
学芸員

熊本県出身
1991年 宮崎大学大学院農学研究科修士課程 卒業
小学生の頃に何度も読んだ、少年ジャンプ連載「ぼくの動物園日記」(飯森広一・作)に多大な影響を受けてこの業界へ。
1991年 高知県立のいち動物公園の開園時より初代飼育スタッフとして勤務。
その後マレーグマ、オオアリクイ、アミメキリンなど様々な動物種を担当。
2010年~種保存委員会・マレーグマ種別調整者に。

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