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マレーに首ったけ Vol.15

2012.8.27

元気ですかーーっ、みなさん!まだまだ暑い日が続いていますね。そこで今回は”暑い夏を乗り切ろう!”特別企画として、先日行われた『氷のプレゼント』の様子をさわやかな画像とともにお届けしたいと思います。まあ、なんせ題材がマレーグマですから、それほど涼しげ~ということにはならないかもしれませんが、どうかお付き合い下さい。

さて、イベントを開催したのは8月5日(日)でした。この日、マレーグマのタオチイ&ハニイ親子がプレゼントされたのは、飼育係特製の氷とおいしそうなスイカです。

さあ、それではそのときの様子を写真とともに見ていきましょう。

もうすぐ楽しいイベントが始まるとは知らずに、ハニイはいつものように木に登って呑気に遊んでいます。

今日のメインは好物の果物がたくさん入ったカチカチの氷です。


そして、今が旬の甘い甘いスイカもあります。


2頭とも一度舎内に収容し、運動場に氷&スイカをセットしてから再び戻します。

ハニイにとっては2つとも初体験ですが、まず氷の方に恐る恐る近付いて行きました。

タオチイも氷が気になったようですが、ハニイに譲って自分はスイカに行きました。さすがお母さんです。

ハニイは氷を舐めるけど、なかなかオレンジにたどり着かず、冷たいばかりでそんなにおいしくはなさそうです。

とうとうタオチイがスイカの皮を破りました。


ハニイはやっぱりスイカの方が気になるようで、ちょっとタオチイに近付いて打診してみたけど、どうやら断られたようです。

タオチイはめっちゃスイカを食べています。(^^;)


さて、このままスイカは全部タオチイが食べてしまうのでしょうか!?
ハニイは氷を溶かして果物にたどり着くことが出来るのでしょうか!?

もう完全にスイカしか頭にないハニイは、となりに落ちていたポトスの葉っぱでなんとか気をまぎらわせましたが...。

そのうちガマンできなくなって、実力行使に出ます。


そして、とうとう根負けしたタオチイがスイカを譲ってくれました。

さあ、初めて食べるスイカの味はどう?


もう完全に独り占めです。結局、タオチイには分けずに全部自分で食べてしまいました。


と、このようにマレーグマたちだけでなく、我々にとっても十分に楽しめた一日となりました。そうそう、今回はちょっと不人気だった特製氷のことが気になりますが、スコールが降ったりして少しずつ溶けていき、夕方までにはきれいに食べ尽くしていましたのでご安心ください。

どっちが?それはもちろん、親子で仲良く分け合って食べたのでしょう。
ということで、みなさん残暑もあと少しです、がんばっていきましょう!

著者プロフィール

本田祐介(ほんだ・ゆうすけ)

高知県立のいち動物公園 飼育課長補佐
学芸員

熊本県出身
1991年 宮崎大学大学院農学研究科修士課程 卒業
小学生の頃に何度も読んだ、少年ジャンプ連載「ぼくの動物園日記」(飯森広一・作)に多大な影響を受けてこの業界へ。
1991年 高知県立のいち動物公園の開園時より初代飼育スタッフとして勤務。
その後マレーグマ、オオアリクイ、アミメキリンなど様々な動物種を担当。
2010年~種保存委員会・マレーグマ種別調整者に。

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