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Vol.4 クラゲ採集方法

2013.8.11

クラゲを採集するとき、目に見えるサイズのものは柄杓で水ごと丁寧にすくい、クラゲの体に空気が入らないように注意して標本瓶やバケツに移します。

 

 

大きさが数㎜程度の小型クラゲも九十九島周辺には多く出現しますが、それらのクラゲは桟橋などから見てもなかなか姿が確認できません。そのような小型のクラゲを採集する時は目の細かい小型の熱帯魚用ネットを棒の先に付け、それで海中を何度もすくい、採集物を海水の入ったバケツの中に移します。この作業を数回繰り返した後、ガラスシャーレとスポイトを使ってバケツの採集物の中からクラゲだけを1個体ずつ、標本瓶へ移していきます。バケツの中には小さなゴミやクラゲ以外のプランクトンも大量に混じっているので、この中からクラゲだけを選別する作業はとても大変です。集中してクラゲだけをスポイトで吸い取っていくため、この作業を何度も繰り返えすと最後には目が疲れてきます。このようにして苦労して採集したクラゲは水族館まで丁寧に運ばれます。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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