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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.46 カザリクラゲ

2017.3.7

 

 九十九島周辺では毎年、春に出現しますが、出現数はあまり多くありません。傘高が10㎜程度の小型のクラゲで傘頂に球形でゼラチン質の大きな突起があります。傘縁の触手は8本で、各触手の間には数本の小触手があります。生殖巣は紫色をしており、大変美しいクラゲです。

 

 

 クラゲを食べるクラゲで、九十九島水族館ではこのクラゲの餌として小型のシミコクラゲなどを与えています。このクラゲの繁殖には何度も挑戦していますが、確立できていません。プラヌラの確保までは容易ですが、他のクラゲと同じ方法で管理してもプラヌラからポリプに変態しません。

 

 

 水族館のバックヤードで繁殖が確立できていないため、現在は採集ができた時だけの一時的な展示となっています。泳ぐ姿がかわいく、お客様に大変人気のあるクラゲなので、将来的には常時展示できるように繁殖方法の確立に取り組んでいます。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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