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Vol.34 九十九島のクラゲ-Part14 エチゼンクラゲ

2016.3.18

 傘径が1m以上に成長する大型のクラゲです。日本海側では年によっては、多くのエチゼンクラゲが確認され、漁業被害が報告されることもありますが、九十九島周辺では今までに数回しか確認されていません。

 

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 2006年9月に水族館近くで確認されたエチゼンクラゲは傘の大きさが1m程度の大型の個体でした。“とても大きなクラゲがいる”との連絡を受けてすぐ水族館職員4人で駆けつけました。思ったより状態が良く頻繁に拍動をしていたので、採集して水族館に持ち帰り展示をしたかったのですが、あまりにも重く、持ち上げることができなかったため、写真などのデータを取っただけで放流しました。

 

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 水族館ではこのクラゲのポリプを確保できていないため、他の水族館などから頂いた小型のクラゲを展示したことはありますが、大型のクラゲは展示したことはありません。 大型でインパクトがあり、知名度もあるクラゲなので、将来的にはこのクラゲを大型水槽に入れて展示に挑戦してみたいと思っています。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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