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Vol.51 カントクラゲ

2017.8.9

 九十九島周辺では約10年間の調査で十数個体しか確認できていません。どの個体も秋に出現しています。成長しても傘径が3.5㎜程度の小型のクラゲで、日本では南西諸島から報告されています。

 

 

 このクラゲは4本の触手を持ち、その先端に刺胞があります。糸状体や平衡器は無く、傘縁には数個の刺胞の塊があります。生殖巣は口柄上に形成されますが、4本の放射管の部分にクラゲ芽を形成し、無性生殖で個体数を増やすことができます。

 

 

 カントクラゲの生態は不明な部分が多く、飼育方法も全く不明です。水族館ではこのクラゲの繁殖ができればと考えています。小型で展示方法が難しい種類ですが、将来的には、常設展示できればと考えています。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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