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Vol.37 エボシクラゲ

2016.6.13

 九十九島周辺では春に出現する小型のクラゲです。傘高は10㎜程度で傘縁には16本程度の触手がありますが、最大32本にもなるそうです。その触手瘤には一個ずつ小さな眼点があります。このクラゲには傘の頂にゼラチン質の突起があり、烏帽子の形に見えることからこの名前が付けられたといわれています。

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 水族館ではこのクラゲを採集して、毎年、新しいポリプを確保しており、ポリプを水温20℃で管理しているとどんどん幼クラゲが出てきます。小型の幼クラゲにはアルテミアを与えますが、成長するとクラゲも食べるようになるため、水族館では成長した個体にはミズクラゲのミンチを与えています。このクラゲは水槽内に多くの個体を入れるとお互いの触手がすぐからまり団子状になってしまうので、水槽内には少数展示するようにしています。

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 九十九島周辺ではエボシクラゲの仲間が何種類か確認されています。どの種類も良く似た形で現時点では種類の確定ができていませんが、将来的に調査を進めてこれらのクラゲの関係を解明していきたいと思っています。

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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