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Vol.35 九十九島のクラゲ-Part15 エビクラゲ

2016.4.10

 九十九島周辺では春から夏に出現する傘径が30cm程度のクラゲです。ほぼ毎年、確認されますが、一度に多数出現することはあまりありません。

 

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 薄い紫色をしており、傘の上に大きな突起がみられます。ふわふわした口腕が8本あり、その口腕に小型のエビが共生していることからこの和名がつけられたといわれています。大型になるクラゲですが、主に小型のプランクトンなどを食べています。

 

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 大型の雌のクラゲは多数のプラヌラを持っているため、水族館ではこのクラゲのポリプを確保し、繁殖に挑戦しています。しかし飼育は難しく、エフィラから少し成長した段階で傘がビーカーなどの壁面にくっつき変形してうまく育てることができません。色々と飼育の工夫をして繁殖を成功させ、将来的にはこのクラゲを大型水槽に入れて通年展示に挑戦してみたいと思っています。

 

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著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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