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Vol.58 コオビクラゲ

2018.4.6

 九十九島周辺では春に出現します。毎年、少数は確認できますが、大量に出現することはありません。

 

 

体は細長い帯状で、20cm程度まで成長します。体の櫛板(くしいた)を動かしてゆっくり移動しますが、刺激を与えると体をくねらせてすばやく動きます。

 

 

九十九島周辺ではこのクラゲによく似た大型種のオビクラゲも同時期に出現しますが、体の大きさ、水管構造の違いなどで区別することができます。有櫛動物の仲間で刺胞を持たず、触っても刺されることはありません。

 

 

 このクラゲはポリプ世代がありません。水族館ではコオビクラゲを採集して繁殖にも挑戦していますが、今のところ困難な状況です。

 

 

 形が変わっているため、水族館では人気のあるクラゲですが体が非常に脆いため、長期飼育が困難です。さらに繁殖実験を重ね、将来的には常設展示できればと考えています。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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