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Vol.60 ゴマフウセンクラゲモドキ

2018.6.7

九十九島周辺では春から秋にかけて出現します。有櫛動物の仲間で、ほぼ毎年、確認できますが、大量に出現することはありません。体は釣鐘形で、全長が5ミリ程度の小型のクラゲです。体に8本のほぼ同長の櫛板列があり、糸状の触手を2本持っています。フウセンクラゲモドキに似ていますが、櫛板列の周辺と口腔内に赤色の斑点が多数あることで区別できます。

 

 

水族館ではこのクラゲの飼育に取り組んでいます。しかし生態に謎の部分が多く、最適な飼育温度や何を摂餌しているのかも不明です。九十九島水族館では水温15℃で餌にアルテミア幼生を与えて飼育していますが、長期飼育はできていません。これからも飼育実験を続け、将来的には長期展示できるように飼育方法の確立に取り組んでいきたいと思っています。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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