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Vol.75 チョビヒゲクラゲ

2019.9.5

九十九島周辺では過去約13年間の調査で4個体しか確認できていない希少種です。チョビヒゲクラゲは2007年4月と8月に日本で初めて九十九島で1個体ずつ確認され、さらに2016年4月と10月にも九十九島で1個体ずつ確認できました。海外では過去にパプアニューギニアや中国で報告があります。

 

 

傘の大きさが数ミリ程度の小型のクラゲで、放射管は4本、傘縁には2本の触手と2個の触手瘤があります。触手瘤の両脇には数本の糸状体があり、この糸状体が小さなヒゲのように見えることからこの和名がつけられました。

 

 

確認例が少なく、クラゲ自体が小型であるため、展示が非常に難しいクラゲです。これからも調査を続け、水族館で展示できるように展示方法の確立に取り組んでいきたいと思っています。

 

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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