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どうぶつのくに どうぶつえんとすいぞくかん

Vol.8 写真撮影について

2014.1.12

 クラゲの標本は長期間保存すると脱色したり、体の細かい部分が劣化することがあります。このような状態になると再調査が困難になるため、当館では生きた状態でのクラゲの写真データを残すようにしています。

 

 

 クラゲの写真は水槽内のクラゲに強い光を当てて撮影します。体の細かい部分の撮影には顕微鏡用カメラを使用します。顕微鏡用カメラを使用する時はクラゲに麻酔をかけ、眠らせた状態にしてから撮影を開始します。様々な体の部分の記録を残すため、小型の針を使用し体の向きを少しずつ変えながら撮影します。撮影に使用したクラゲは標本として保存するため、体を傷つけないように注意深く作業を進めます。クラゲの撮影は難しく大量に撮影しても、使用できる写真は数枚しかないことも良くあります。

 

 

 九十九島水族館では標本とともに数千枚のクラゲの写真が保管されています。

著者プロフィール

秋山 仁 (あきやま・ひさし)

1968年生まれ 岡山県出身 
平成18年から 西海国立公園九十九島水族館に勤務しています。
子供のころから、色々な生物を採集して飼育していました。
クラゲは水族館に就職するまでは全く興味がありませんでしたが、水族館での初めての担当生物がクラゲで、飼育に取り組み始めてから、その魅力に取りつかれました。

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